JR東日本の新幹線利用者数は4/4~5日の週末で前年同月比-83%となったとのこと。17%の減少ではありません、83%の減少です。同じくJR西日本の山陽新幹線も83%減、北陸新幹線に至っては86%もの減少となっているそうです。聞いたこともない数字です。
東海道新幹線を持つJR東海は何も発表をしていませんが、3月上旬で50%以上の利用減と報道がありましたから、他の新幹線とあまり大きな違いはないのかもしれません。特にJR東海は収入の8割を新幹線から得ていますから、利用者数の大幅な減少は会社にとって由々しき事態です…
通勤・通学需要が大きいはずの在来線とて例外ではありません。関東地方での朝ラッシュ時の利用者数は3/30~4/3で通常時の33%減。緊急事態宣言後の3日間では山手線や東京メトロで60%の減少となっているそうです。人が集結していく都心でこれですから、我が社はもっとすごいことになっていそうです。朝夕ラッシュ共に、仕事でみていると唖然とするほど空いていますからね…券売機などの売上をみても、普段の半分以下という日も珍しくありません。
鉄道とバス 宣言後の利用者数は - NHK NEWS WEB
日中の利用者数も目に見えて少なくなっています。「緊急事態」という言葉の強さは伊達ではないようです。
まぁ中には明らかに不要不急な出で立ちで「新宿へ行く」「池袋はどうやって行けばいい?」とか言ってくる人もいて閉口させられます。わざわざ電車に乗ってトイレットペーパーを買い占めに行った話を得意げにしてくる老人もいます。開いた口が塞がりません…
駅の窓口にいると、コロナウイルスの利用減少に伴ってまともなお客様も大幅に減っており、普段以上にやっかいな乗客の対応に追われてほとほとウンザリです。仕事が少ないはずなのに疲れる…
当初取り沙汰された鉄道やバスの減便ですが、個人的には賛成です。ただし、朝夕のラッシュ時間帯は混雑と混乱を招くのでほぼ平常と変わらない運行をするべきとは思います。
一方、日中の運行本数は1/3~半分程度は減便しても構わないと感じます。残念なことに「電車やバスは普段通りだから、空いてるし出かけよう」という層が必ず一定数いるからです。前述のように。そうした状況の理解できない人々を出かけさせないためには、ゼロにはできなくともわずかながら効果はあるものと考えています。