3月1~9日の東海道新幹線の利用者数は前年同月比でなんと56%減となったそうです。政府の外出自粛の要請で今はさらに減っていそうな気もします。2日前に3/18の下り「のぞみ」を取りに行ったら、車両によっては数人しか指定されていませんでしたからね…博多ゆきのロングラン列車なのに。
飛行機も同じようにひどい有様で、国内の航空会社は続々と国内線の減便も発表。羽田~千歳・福岡・大阪という幹線が下手したら1/3ぐらい減ると思うとすさまじいものがあります。
当然国際線も国内外の航空会社で減便や運休が続出しているのは日々の報道の通りです。あれほどLCCが就航しまくっていた日韓間に至っては1日3往復まで減ります。○○航空が、ではなく日本と韓国を結ぶ航空便全てをあわせて3往復しか飛ばないのです。
13日からは香港とマカオからの旅客便も全て運休となります。一応貨物便の運航は検討しているようですが、人の往来は完全にストップしてしまいます。
中国共産党は運航を継続もしくは再開する航空会社には支援金を出す(ただし香港とマカオを除く)としていますが、少なくとも日本からはしばらくは厳しい状況になるでしょう。何せ、現時点では日本から中国に渡航したら自費で14日間はホテルなどで経過観察という名の軟禁状態ですからね…
需要の落ち込みは世界中に波及しており、航空業界の損失は全世界で6兆円に上るとの試算が。最悪のシナリオでは12兆円にもなるといいます。
2020年の航空業界、最大12兆円規模の損失に
http://www.jwing.net/news/22301
元から財務状況がある程度しっかりしている航空会社でさえヤバいと言っているのに、赤字続きだったり小規模な航空会社は大変です。
<成田から1日5往復を運航しているキャセイ。全便運休は衝撃的>
中国の海南航空グループは政府による国有化の可能性が高まってきました。
英国のフライビー(Flybe)は資金調達の失敗とコロナウイルスによる乗客減で5日に経営破綻。
欧米の大手航空会社は中国への路線を軒並み運休にしているほか、A380のような超大型機の半数以上を運航から外して運航経費を減らすべく必死です。
日本の19社が参加する「定期航空協会」は国土交通省に着陸料や駐機料の減免を求めています。
<折からの経営不振に加えて民主化デモと肺炎で瀕死の香港航空>
飛行機は当たり前ですが人や貨物を乗せて空を飛ばなければ利益を生みません。ガラガラで飛ぶよりは運休することで着陸料や燃料費は確かに浮きます。ただ機体のリース料や人件費は減りませんし駐機料はかさみますから、航空会社としてはどんどんマイナスが積み重なっていきます。
それゆえ航空会社は「体力勝負」。フライビーのように経営破綻する会社が今後続出してくる可能性も十二分にあります。
あさかぜは駅の売り上げをあたる勤務に入ることもありますが、通常時に比べ明らかに利用額が減っています。去年の同じ時期の2/3程度しかないのがずっと続いているのをみていると、驚きを隠せませんしさすがに笑えなくなってきます。
早く流行が止まるか特効薬が出てくれることを切に願っていますが、自然のウイルスが相手では収束を正確に見込むのは困難なことでしょう。WHOも中国のイヌでクソの役にも立ちません。
秋にはイギリスに行って飛行機のスポッティングに励むつもりだったのに…
このままの様子では諦めるしかない状況になりかねません。趣味第一で生きている人間としては身がよじれる思いです。明日目が覚めたら何事もなかった世界に戻ってないでしょうかねぇ…