あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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2019年1月20日:美食探求

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_DSC5104 posted by (C)あさかぜみずほ

Fook Hai Buildingなる雑居ビルで隔週日曜日に開催されているフリーマーケットがあります。ここに飛行機のモデルプレーンを販売しているショップが出店するとMuraji氏から聞いたので訪れることにしたのでした。

ルートを調べたところ地下鉄やバスに乗るよりも歩いていったほうが早いとのことで、高温多湿の中およそ30分のウォーキングをすることにします。必ず水分補給ができるように水を持っていきましょう。

スマートフォンを片手に様々な通りを抜けていきます。Muraji氏のご友人は「ここは明るい北朝鮮だから」なんて笑っていましたが、確かにいろいろな場所に「○○をするな、罰金××SGD」という看板が立っています。さすが罰金大国シンガポールです。横断歩道から50m以内の道路を横断すると罰金なんて書いてありますが、周りを見るとあんまり気にしていない感じ…

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_DSC5109 posted by (C)あさかぜみずほ

中国の大きな祝い事である旧正月春節)が近づいているので、街中には様々な場所に飾り付けがされています。多民族国家ですが、人口の70%以上は中国にルーツを持つ華僑と出稼ぎなどの中国人が占めていますから、春節シンガポールでも大きなお祭りです。

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どこにもビル名なんて書いていませんが、とりあえずFook Hai Buildingに到着しました。中に入ると様々な露店が出ていますが、お目当てのモデルプレーンのショップはエスカレーターを2階に上がったすぐそば。

うっかりショップの様子を撮ってくるのを忘れてしまいました。旅客機から戦闘機まで、大小様々なモデルプレーンの箱が見きれないほどうず高く積まれています。値段は店主の言い値ですが、総じて日本の専門店の半額以下といったところ。ついつい買い込み過ぎそうになってしまいます。

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_DSC5120 posted by (C)あさかぜみずほ

適当なところで切り上げて、バスに乗ってホテルへ戻りましょう。2階建てバスの最前列に陣取って過ぎゆくシンガポールの町並みを眺めます。

まぁしかしバスの運転のアグレッシブなこと…空港のターミナル間連絡バスもそうでしたが、日本のような感覚で立っているとすっ飛んでいきます。バスの巨体を活かして一般車に隙を与えず我が物顔で進んでいきます。クラクションや他のバスへの幅寄せも当たり前。強い…

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部屋に戻ったら早速「戦利品」を開けてみましょう。

こちらは北朝鮮の「高麗航空イリューシン・Il-96Mの1/400模型。これは後輩へのお土産なので箱の外からの外観のみ。

1963年から実に30年も製造され続けたソ連製の旅客機で、機体後部に4発のジェットエンジンがついているのが特徴です。末尾Mはエンジンをより高性能なものにアップグレードしたモデルで、航続距離はこの見た目で10,000kmにもなります。2018年の米朝首脳会談でマニアの間では大きな話題になりました。

ソ連機あるあるですが機体もエンジンも世代が古く、爆音を伴って離着陸するために先進国では騒音規制に適合せず、乗り入れ禁止となっている場合が少なくありません。日本でも同様。

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IMG_5265 posted by (C)あさかぜみずほ

台湾のチャイナエアラインが導入しているA350-900の18号機は、エアバスの試験機の塗装をアレンジしたものになります。実物は去年の11月に撮影できており(撮影記「2018年11月18日」)、衝動買いしてしまいました。

思えばこれが一番高い買い物でしたが、それにしたって日本で買うのの半額以下ですから安いものです。

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LOTポーランド航空の特別塗装機まで早くもモデルプレーンになっていました。実機のB787-9は2018年6月にお披露目されたばかりですからかなり早いモデル化ですし、かなり早いフリーマーケット放出です。まだこの機体は撮影できていないのでなんとか撮りたいところ…最近は成田もB787-9で入ってくることがしばしばありますから、いつかは撮影機会に恵まれると期待しています。

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懐かしのトランスアジア航空のA330-300もありました。一時期は当たり前のように日本の空でも見られていた飛行機だっただけに、急な運航停止は大きな衝撃でした。今になって思えば子会社のVエアが運航停止になった時点で予兆は見えていましたが…

これら4機の買い物で日本円にして8,800円ぐらい。大満足です!

…ですが、残念ながら2019年5月をもってフリーマーケットへの出店は終えてしまいました。毎週直営ショップでの販売は行っているようですが、それはちょっと敷居が高いんですよね…

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IMG_5279 posted by (C)あさかぜみずほ

歩き回った疲れで1時間ばかり昼寝をしてしまいました。お腹が空いたのでちょっと遅いですがお昼ご飯にしましょう。

East West LineでTanjong Pagar(タンジョン・パガー)駅へ出て、そこから徒歩でおよそ10分。おそらく観光客には最も有名なホーカー「マクスウェルフードセンター」へとやって来ました。お昼の時間はだいぶ過ぎているのに席はどこもいっぱい…

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なんとか席を確保し、ガイドブックにも必ず載る「天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chikcen Rice)」というチキンライスのストールへ。15時過ぎだというのに列は10m以上できています。どんだけ人気なんだ…

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IMG_5284 posted by (C)あさかぜみずほ

2つ分のストールを使って客をさばく大人気のチキンライスのお店ですが、人気店ゆえなのか客の扱いもとても大雑把…

お盆を取り上げられ皿だけポンと渡されて「ほら行け」と言わんばかりに追い出されます。チキンライスはスープがついてくるのが標準なのですが、それも渡されません。味は悪くないもののなんだか釈然としません。

というか、初日の夜に空港の「Koptiam」で食べたチキンライスと言うほど変わらないんじゃ…

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IMG_5286 posted by (C)あさかぜみずほ

「天天海南鶏飯へ行くことは今後二度と無いな」と思うほど物足りなかったので、もう1食何かを食べたいところです。

とりあえず目についた韓国料理のストールでビビンバを注文します。こっちのオッチャンの方が愛想が良くてよほど好感が持てます。人気にあぐらをかくと、こうしてあさかぜのような偏屈な客がリピーターとして来なくなるのです。

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IMG_5293 posted by (C)あさかぜみずほ

Tanjong Pagar駅に戻ってきました。このあたりには日本食の店がいくつか軒を並べる他、何を思ったかJR東日本が日本を売り込むためにやけに高額なカフェを開いた場所でもあります。せっかくなので野次馬していきましょう。

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IMG_5295 posted by (C)あさかぜみずほ

日本でもなじみ深い豚骨ラーメンの「一風堂」。ぬるい麺類ばかりのシンガポールで灼熱の麺類を食べられるのは数えるほどだそうで、一風堂が貴重な「熱い麺類」を食べられる店なんだとか。

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IMG_5297 posted by (C)あさかぜみずほ

店の前に置かれていたメニューを見てびっくりです。何だこの価格は…

1シンガポールドルSGD)はおよそ80円と計算できますから、白丸の味玉トッピングで約1,400円です。

ちなみにさっきのチキンライスもビビンバも5ドルちょっと、普通サイズのメニューで6ドルを超えるようなものはめったにありません。それを考えれば日本のラーメンがいかに高額か…

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_DSC5131 posted by (C)あさかぜみずほ

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_DSC5132 posted by (C)あさかぜみずほ

高額なメニューの数々が並びます。海鮮丼になるとほとんどが30SGD以上、確かに海外で生ものの刺身を食べることは厳密な品質管理が必要になってきますから、この価格は致し方ありません。この価格帯でも日本食に需要があることに驚きです。

まぁこの駅のすぐ裏には日本の広告最大手「電通」の海外法人が入るビルがありますから、おそらくそこの強力なバックアップの元に店の誘致が行われているのかな、と勘ぐることもできます。もちろん電通に出入りする人の接待にも使うこともあるでしょうし。

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_DSC5137 posted by (C)あさかぜみずほ

例のJR東日本が出店したJapan Rail Cafeも外から覗いてみます。ジュース、コーヒー、緑茶などのメニューがあり、価格はいずれも4.5~6SGDぐらい。ホーカーでのジュースの標準価格が1~1.5SGDぐらいなので、こちらもそれなりの高額なメニューです。

どれも日本風の味付けや日本の農産品を使ったメニューになっており、日本の魅力を知ってもらって送客につなげようという狙いのようです。

すっかり夕方になってしまいましたが、本業のスポッティングのためにホテルへ戻って体勢を整えます。