近々あるだろうと思っていましたが、2020年2月からスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX/SWR)がチューリッヒ~成田線をBoeing 777-300ERへ置き換えると発表しました。
同社はAirbus A340-300の後継機としてB777-300ERを投入しており、20年1月現在で12機がすでに投入されています。一方で同社は2019年からA340-300をリニューアルして機内を一新しており、まだ10年近くは安泰といえるのかもしれません。
とはいえ、スイスの機材更新によって成田で定期的にみられるA340はコペンハーゲンからのスカンジナビア航空のみに。そのスカンジナビアも3月末の夏ダイヤから羽田へ移管しA350-900での運航となることが決まっていますから、いよいよA340も終焉と言ったところです。
1年前までは1日複数回当たり前のようにみられていたA340ですが、こんな急速に姿を消すとはさすがに想像していませんでした。しかしユナイテッドやデルタからジャンボが消えるのもあっという間でしたし、航空情勢というのはめまぐるしく移り変わります。
ですから、撮影記録でも毎度のように書いていますが、日常の記録というのは後々になって大切になってくるのです。飛行機しかり、鉄道しかり。廃線が近づいているからと言って、JR北海道札沼線の金網を切ってまで写真を撮ろうとするだなんて言語道断ですし、そんなのは愛好家ではなくただの犯罪者です。趣味と名乗るのもおこがましい。
話がそれました。
せっかくなので、現在飛んでいるスイス・インターナショナル・エアラインズのA340-300全5機を取り上げてみます。
<HB-JMA / 2003年6月デリバリー / 2019年12月リニューアル>
<HB-JMB / 2003年9月デリバリー / 2011年リニューアル(前仕様)>
<HB-JMC / 2003年10月デリバリー / 2019年6月リニューアル>
<HB-JMH / 2004年4月デリバリー / 2019年5月リニューアル>
<HB-JMI / 2004年6月デリバリー / 2019年4月リニューアル>
新仕様機はファースト8席、ビジネス47席、エコノミー168席。前仕様はエコノミーが4席少なくなっています。
<HB-JMI / 2017年2月デリバリー>