※注記
江川海岸の海中電柱ですが、2019年9月の台風の影響か撤去が進められているようです。
2020年1月上旬現在、Twitterでの複数の画像投稿を見る限りでは海岸に近い部分の電柱はほとんど撤去が完了している模様。訪問される方はその点をご承知ください。
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自宅から一般道をひたすら走っておよそ1時間半、木更津市の江川海岸へやって来ました。夏であれば大都市近郊の海水浴場として活況を呈する砂浜ですが、さすがに真冬の夜ともなれば人っ子一人いません。
気温は6度、残念ながら晴れ渡っているとはいえませんがとりあえず雨の降る心配はなさそうで何よりです。
職場のカメラマニアの先輩と話しているときに、「木更津に海中電柱がある」という話を聞きました。調べてみるとアサリの密漁を監視する小屋が木更津の沖合にいくつかあり、その監視所へ送電するための設備だそう。現在監視所は無人のカメラへと置き換わり、送電も海底電線を使っているので、海面に生えた電柱は役目を終えているとのこと。老朽化も進んでいていつ撤去されるかわからない廃墟となっているので、早めに記録しておくに越したことはないようです。
途中から前述とは別の先輩が合流してきて、2人して黙々と撮影に励みます。
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奥に見えるのは東京湾の対岸、川崎市の工業地帯です。24時間明かりを落とすことなく動き続ける工場群の近未来感と、海岸から立ち並ぶ沈黙した電柱というコントラストが見る者を魅了するのかもしれません。
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右の方へ目を向けると、羽田空港へのアプローチ機が光の列を作っています。
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ベストな時間帯は満潮あたりだとか。電柱の根元が水没して最も幻想的な雰囲気になるのだそうです。
残念ながらあさかぜが着いた時間はすでに引き潮となっていましたが、それはそれで海の中に造られる電柱の異様さがみられていい感じです。
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いわゆる「海中電柱」は3カ所から伸びているのですが、撮影環境として最も優れているのは江川海岸です。他の海水浴場も回ってみましたが、建物があったり立入禁止の雰囲気だったりで、ちょっと撮りづらい…
木更津のアウトレットを超えたいわゆる「千葉フォルニア」のあたりで3カ所目の海中電柱です。よく目をこらしてみると電柱が伸びているのですが、背後に見えるアクアラインの印象が強すぎてほとんどわかりませんね…
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帰宅する先輩と別れ、あさかぜは帰り道の途中にある養老川臨海公園へ。
ここは南を向くと丸善石油化学の工場が撮影できます。
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北側を向いた養老川の対岸はコスモ石油の千葉製油所。こちらは森があったり電線が目立ったりと少々撮りづらいかもしれません。
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真夜中なので釣り人が2~3人いただけの寂しい状況でしたが、それゆえにのんびりと撮影できるのもうれしいところ。
せっかくなのでクルマも交えて撮ってみました。よくみると弟の初心者マークがついたままだ…
再び下道をひた走り、深夜2時過ぎに帰宅。時には飛行機を離れ、こんな深夜の撮影も面白いかもしれません。
※注記(再掲)
江川海岸の海中電柱ですが、2019年9月の台風の影響か撤去が進められているようです。
Twitter上での複数の画像投稿を見る限りでは、海岸に近い部分の電柱はほとんど撤去が完了している模様。訪問される方はその点をご承知ください。
■ 撮影画像・撮影場所まとめ
<江川海岸海水浴場>
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<千葉フォルニア>
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<養老川臨海公園>
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