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2日目。目覚ましのために寒い中ホテルから早々にチェックアウトしてきました。
先週はアイドルマスターシンデレラガールズのウサミン仕様になっていた名鉄百貨店のナナちゃんですが、今週は台湾ウィークになっているらしく装いがだいぶ変わっていました。
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名鉄バスセンターに出入りするバスの写真はまた今度に回すとして、まずは出発前の朝食です。後輩と連れ立って入場券を購入し、立ち食いきしめんの「住よし」を訪れます。
美味しいきしめんは市内にも色々あるそうですが、お手軽でそれなりに美味しく食べられるのが名古屋駅の住よしなのです。
寝坊ギリギリの後輩もなんとか間に合い、まずは新幹線経由で大阪駅へワープ。
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久しぶりの大阪です。オレンジ色の電車がひたすらグルグルしていると思っていた大阪環状線は、多くの電車が最新の323系へと置き換わっていました。古いボロいと散々悪口を言われてきたJR西日本ですが、時代に合わせた車両へ世代交代が進んでいます。JR東海やJR東日本に比べれば遅いのは確かですが、着実に進んでいるのは確かです。
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発車およそ10分前、EF65型電気機関車に牽引された「サロンカーなにわ」が到着。そこまで時間があるわけではないので、記念写真を撮る間もなくさっさと車両に乗り込みます。
客室は土足厳禁なので、デッキに備え付けられた下駄箱に靴を入れて客室に入ります。
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「サロンカー」というだけあって、座席はおよそ45度ずつの角度で開店させることができるようになっています。デッキ部には折りたたみの机がしまわれていて、必要な人はそこから取り出してきてセッティングするスタイルです。
飲んだくれ一行は早速机に酒類をセット。怪しい焼酎なんかも背後に見えますが…
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つまみは大阪出身の後輩がわざわざ「551蓬莱」のオードブルを注文してくれていました。しかも団体券の契約上大阪駅から外へは出られないので、親御さんへ配送を託した上で…
なんだか申し訳ない気分でいっぱいになります。
とはいえ、そうまでして取り寄せてくれただけあってとても美味しい!今まで蓬莱は豚まんしか食べたことがありませんでしたが、正統派の中華料理もとても良いものです。
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サロンカーなにわといえば編成の端にある展望スペースです。ここは座席が指定されておらず自由に出入りが出来るため、我々も順番に写真を撮らせてもらいました。
みんなで並んで一種の要人会談のような雰囲気を醸し出すため、小難しい顔をして向かいをにらみ合います。あとで順番を待っている人たちは「会議っぽくて面白いですねそれ」と笑ってくれましたが、内心では「何やってるんだろうなこいつら…」と思っていたかもしれません。
このあと紛糾する議会のような写真もあえて撮ったのですが、残念ながら表情をみないとおかしさが伝わらないのでここには載せられません。
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展望スペースでの「演技」含め、こうした特別な貸切列車に乗せてもらわなければできない体験の数々。それを大勢の仲間で楽しむことができて楽しいものです。参加費以上の価値が大いにあります。
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貸切列車は岡山で折り返し、大阪へ戻ります。いったん車庫に引き上げるため、我々はいったん列車を降りて外の空気を吸いに行きます。ついでに片付けに必要なゴミ袋などを買って、およそ1時間の休憩時間は終了。
折り返し列車は万富駅で約40分の停車時間があります。どうしても大きな駅では他の人の邪魔になってしまうのでうろつくのがはばかられますが、こうした小さな駅ではさほど心配する必要がありません。
仲間内で記念写真を撮ったり、なかなか乗れない車両を観察したり、みんな思い思いの「思い出」を記録していきます。かくいう我々も酒瓶を持って機関車の前で記念撮影、周囲の失笑を買います。
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「サロンカーなにわ」は1983年に14系客車を改造して生まれたものです。臨時列車やお召し列車として使用されるので運行頻度は低いとはいえ、車両そのものの年齢は40年以上にもなります。決して先の長い車両とはいえず、近年は大規模な検査が近づくたびに引退・廃車が噂されています。
なんだかんだそのたびに生きながらえてはいますが、建物の基礎にあたる「台枠」が腐食してしまうといよいよ車両としての寿命はおしまいというのが常識。果たして次に乗る機会には恵まれるのか、それはわかりません。
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それはサロンカーなにわだけでなく、牽引のEF65型電気機関車にもいえること。しっかりと心にも記憶をしておかねばなりません。
そんなこんなで大阪に到着し、今回の旅行は終了となります。責任者である後輩が在学中に成し遂げた最後の大イベントということもあって、涙を誘う挨拶があったりもしました。あさかぜも幸せな気持ちで列車から降り立ちます。
とはいえ余韻に浸る暇も無く、他の利用者の邪魔にならないよう改札外に集合し、解散の点呼。新幹線で戻る人もいるので速やかにしなければなりません。
今夜は同期の電連氏がホテルを確保してくれています。
ホテルに荷物を放り込んでから、新幹線で一足先に東京へ戻る後輩たちを見送り。飲んだくれた2日間があっという間に終わります。
ちなみに2日間で消費した酒量は12人で日本酒7升半(およそ13.5リットル)、ビール多数、チューハイ少々。これで悪酔いしなかったのは奇跡です…