あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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2018年12月3日:【microTRIP】 リニア・鉄道館を楽しむ <新幹線編>

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IMG_4809 posted by (C)あさかぜみずほ

二晩お世話になった安城をあとにして名古屋へと向かいます。昨日おとといと参加したアイドルマスターシンデレラガールズのライブが終わってしまい、現実に戻りたくない喪失感でいっぱいです。

昨晩は酒に酔っていたからか、多幸感でいっぱいだったからか、雨が降っていたことに気がつきませんでした。とりあえず現時点でやんではいますが、地面が濡れているところで初めて「おや」と気づきます。

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_DSC1226 posted by (C)あさかぜみずほ

昨日のライブでも紹介されていた名鉄百貨店の名モデル「ナナちゃん人形」を見に脚を伸ばしてみます。

ライブ衣装を見事に再現したナナちゃん人形。近くの垂れ幕と壁広告も、安部菜々をそろえてくる徹底ぶり。普段は裸足だそうですが、今回はライブに合わせて靴まで用意されていました。びっくりするぐらい気合いが入っています。

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_DSC1230 posted by (C)あさかぜみずほ

ナナちゃん人形にたむろするオタクの群れをかき分け、2次元オタクに加えて鉄道オタクも併発するあさかぜとそれに付き合わされる友人は駅の反対側へ。あおなみ線に揺られること30分、金城ふ頭の駅そばにある「リニア・鉄道館」へやってきました。

JR東海が2011年に開館した博物館で、JR東海に由来のある鉄道車両などが所狭しと展示されているとのこと。

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_DSC1237 posted by (C)あさかぜみずほ

300系のぞみ」とほぼ同時期に登場した「300X」。より高速で快適な新幹線輸送を目指して6両編成で製造されました。1996年の試験で時速443kmの速度を記録しています。

もう片方の先頭車は米原駅近くの技術センター(通常は非公開)に保存されており、両車で前頭部の形状が大きく異なっています。

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_DSC1263 posted by (C)あさかぜみずほ

イベント期間中で今日は車内に入ることができました。

純然たる試験車両として作られたものなので、車内は至る所に試験用の機器が飛び出しています。通常は床下に設置されるATCの機器も設置は車内。

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_DSC1254 posted by (C)あさかぜみずほ

運転台は入ることはできませんが、少し離れたところからのぞき込めます。図鑑や「電車でGO!」で見たことのある300系の運転席とほぼ同じです。右側のモニタには時速443kmを記録したときの映像が放映されていました。

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_DSC1268 posted by (C)あさかぜみずほ

300Xの隣は今まさにJR東海が全力を投じて開発を進めている、超電導リニアの試験車両が展示されています。

1996年に導入されたMLX01系と名付けられた車両で、時速550kmを記録した英雄的な存在です。2003年にはさらに時速581キロという速度を記録しています。2012年には営業列車を想定した試験車両であるL0系にあとを譲り、ほとんどの車両は廃車となりました。

さすがに超伝導磁石の部分はレプリカになっているようですが…

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_DSC1275 posted by (C)あさかぜみずほ

こちらも車内に入れます。展示用で片側のみの座席配置ですが、シートはほとんど700系新幹線と同じ感じ。ただ車両の大きさは明らかに新幹線より小さく、座席の配置も横4列が標準となるようです。

残念ながらシートに座ることはできませんが、別のフロアにあるシミュレータでは乗り心地まで含めて体験することが出来ます。雰囲気を味わうならぜひそこへ。

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_DSC1282 posted by (C)あさかぜみずほ

エントランスを抜けて広い展示フロアに出ると、歴代の新幹線がずらりと並べられていて壮観です。鉄道マニアでなくてもワクワクしてしまうことでしょう。

まだ現役で活躍する700系が博物館に入っているというのも不思議な感じですが、すでにN700系が主流となっていて700系は隠居の身。JR東海からは2019年度内に姿を消すことになっています。500系のあとでどうにも地味な印象の車両でしたが、東海道・山陽新幹線の安定的な輸送を支え続けた功労者です。

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_DSC1303 posted by (C)あさかぜみずほ

700系の車内はさすがに見慣れた感じ。N700系の明るい青に比べるといささか地味というか暗い印象を受けますが…

700系までは構造上窓が大きく取ることができたので、通路側の席からでも外の景色が楽しめました。N700系の窓の小ささには慣れきってしまいましたが、改めて見てみるとずいぶん大きな窓だったんだなと感心してしまいます。

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_DSC1293 posted by (C)あさかぜみずほ

幕式の行先表示器も今となっては懐かしい存在です。列車名のフォントは独特のひらがなでしたね。

フルカラーLEDになって可動部分はなくなり、次駅表示もできるようになって、メンテナンスは大幅に軽減されました。

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_DSC1289 posted by (C)あさかぜみずほ

300系の試作車。運転台の窓やヘッドライトなど、量産車とは形状に違いがあります。営業列車から退いたあとも2005年まで試験車両として活躍を続け、先頭車はこうして博物館へと収蔵されています。

東海道新幹線の時速270km運転の礎を作った車両で、現在の標準となる16両編成1,323席(うちグリーン車200席)という構成を取ったのも300系が最初でした。

あさかぜも生まれて初めて東京~博多間を新幹線で移動したのはこの300系でした。当時は5時間半ぐらいかかっていた記憶ですが、今や最速列車では5時間を切っています。時代は進歩したものです。

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_DSC1310 posted by (C)あさかぜみずほ

300系の車内は700系よりもさらに地味です。東海道新幹線のメインとなるビジネス客のために華美な装飾を徹底的に排除した結果です。シートモケットさえデザインを変えれば、現在でも充分に通用しそうな雰囲気なのはさすがJR東海といったところでしょうか。

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_DSC1312 posted by (C)あさかぜみずほ

今でこそありとあらゆる表示をフルカラーLEDで表示するのが当たり前になりましたが、この当時新幹線で使われていた自由席・指定席の表示をする装置はちょっと変わったものでした。

アナログな幕式かと思いきや実は液晶表示。100系から700系に至るまで、連綿と新幹線で使われ続けてきた機械だったのです。

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_DSC1328 posted by (C)あさかぜみずほ

とがった鼻先が特徴的だった100系。柔和な0系に比べるとずいぶんとアグレッシブな印象を与えます。国鉄末期に製造が開始され、1992年まで述べ1,000両以上が製造されました。このうちJR西日本の編成は2階建て車両を倍の4両に増やした「グランドひかり」も存在しました。

2002年にグランドひかりは表舞台を去り、短編成化された車両も2012年には引退し、100系新幹線は全面的に姿を消しました。

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_DSC1396 posted by (C)あさかぜみずほ

製造時期が割と似通っていることもあって、車内の雰囲気は300系とよく似ています。窓は横長で笑っちゃうぐらいの開放感!

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_DSC1384 posted by (C)あさかぜみずほ

そして100系といえばやはり2階建て車両。見晴らしのいい2階にはレストランも設けられていました。残念ながらレストランフロアには立ち入ることができず、またあさかぜ自身も100系に乗った経験すらないために食堂車の居心地をレポートすることはできません…

ですが、見晴らしのいい2階席から猛スピードで変わりゆく景色を見ながら食べる食事はまず間違いなくうまかっただろうと、自信を持って言えますね。

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_DSC1339 posted by (C)あさかぜみずほ

新幹線の象徴といえばまさに0系新幹線。世界で初めて客を乗せて時速200km以上の高速運転を実施した、世界最先端の走行性能と安全性能を持った車両でした。1964年から製造が開始され、老朽化した0系を新しい0系で置き換えながら22年の長きに渡って作り続けられました。その総数なんと3,216両…!

まぁ当初は20年を耐用年数だと思って運用してみたところ、高速走行では想定以上に車両の劣化が早く進んでしまうということが発覚。それ以後、およそ13年がだいたいの新幹線車両の寿命の目安と想定されるようになりました。

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_DSC1390 posted by (C)あさかぜみずほ

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_DSC1392 posted by (C)あさかぜみずほ

座席周りはさすがに今の車両と比べてしまっては「格」の低さは否めません。リクライニング付きの回転式シートが当たり前の現在に比べたら、リクライニングもできない転換式(座席の背もたれを前後に切り替えるだけ)です。これに新幹線特急券の料金を払えと言われたら抵抗があります。とはいえこれはまもなく2010年代も終わろうという時代の基準ですから、当時としてはこれで充分すぎる座席だったのかもしれません。

>>在来線編へ続く<<