あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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2018年11月8日

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_DSC9710 posted by (C)あさかぜみずほ

HL8261 / Jeju Air / Boeing 737-800

先週に続き、今日も成田空港へ。晴れたり曇ったりの今ひとつな天候ですが、チャイナエアラインの特別塗装機が台北を出発したので記念撮影です。

だいぶ数を減らしているチェジュ航空の旧塗装。到着のピーク時間帯を除き、成田ではターミナルに近い側の滑走路への誘導が増えてきた気がします。必ず、というわけではありませんが。

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_DSC9715 posted by (C)あさかぜみずほ

VP-BCS / S7 Airlines / Airbus A320-200

S7航空は最近になって新塗装が導入されました。

といっても、今までと同じ濃淡の黄緑色を基調としたデザインは変わらず、むしろ旅行者のシルエットを描いた旧塗装の方が特徴的だった気はしますが…

同社ではA320neoも導入が進められているようで、日本路線にもそのうち入ってきそうな感じです。

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_DSC9768 posted by (C)あさかぜみずほ

B-18918 / China Airlines / Airbus A350-900

願いもむなしく、しっかりと空に雲が立ちこめたところでチャイナエアラインの特別塗装機が降りてきました…

B777-300ERにはボーイングが宣伝用に使っている塗装を再現しましたが、A350-900の発注最終号機となる18号機にはエアバスの宣伝用塗装が再現されています。カーボンファイバーの繊維を編み込んだ形を再現したもので、エアバスの試験機では黒とグレーを使って描かれていました。チャイナエアラインでは自社のコーポレートカラーを使ってこの模様を再現しています。

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_DSC9817 posted by (C)あさかぜみずほ

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_DSC9835 posted by (C)あさかぜみずほ

JA899A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner

チャイナエアラインの出発を見送りにひこうきの丘へ移動します。

ちょうど就航から間もないANAスターアライアンス特別塗装機が出発するところでした。ANAでは初めてとなる、B787へのアライアンスカラーの設定です。

今は標準塗装に戻されてしまった1・2号機も含めれば、ANAB787に施された特別塗装はこれで4機目になります。

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_DSC9861 posted by (C)あさかぜみずほ

HS-XBE / NokScoot / Boeing 777-200ER

チャーター便から正式に定期路線へと昇格してから5ヶ月が早くも経過したノックスクート。タイの航空当局の不備で一時期は新路線が開設できずどうなるかと思われましたが、結果としてピンチヒッターで就航したブランド元のスクートともどもバンコク便を飛ばしています。

気がつけば台湾に続き、タイもかなりの激戦路線となっています。日本の大手2社、タイ国際航空、スクート・タイガーエア、ノックスクートと4社がしのぎを削るようになりました。それも全部バンコクです。それだけ大きな市場なのでしょうが、いつか供給過剰になる日が来るんじゃないかと他人事ながら心配になってしまいます。

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_DSC9895 posted by (C)あさかぜみずほ

VQ-BPN / S7 Airlines / Airbus A320-200

こちらのS7航空は旧塗装です。機体後部の人のシルエットがいかにもS7でわかりやすかっただけに、新塗装はなんだか没個性になってしまったように思える、というのは冒頭にも書いたとおり。見慣れればいいだけの話でしょうけれども。

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_DSC9912 posted by (C)あさかぜみずほ

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_DSC9915 posted by (C)あさかぜみずほ

HL7638 / Korean Air Lines / Boeing 747-8 Intercontinental

大韓航空は数少ないB747-8Iのオペレーター。そもそも世界で3社しかいない時点で、旅客型ジャンボの不人気さというか前時代的というか、そうした悲しい面が見えてきてしまっているように思えます。

同社ではA380に並ぶフラッグシップとして長距離路線に導入されていますが、日本路線の人気の高まりなのか、はたまた余っているのか、成田へ顔を出すのは珍しい光景ではなくなりました。

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_DSC9996 posted by (C)あさかぜみずほ

N2333U / United Airlines / Boeing 777-300ER

ユナイテッド航空もジャンボからB777に「鞍替え」したオペレーターの1つです。双発機の信頼性や航続性能が向上した結果、大型機で拠点空港にまとめて運ぶ「ハブアンドスポーク型」から中型機を用いた従来の「ポイントトゥポイント型」へと潮流が戻りつつあります。

結果としてA380B747といった超大型機は、輸送力よりも機内の広さや設備といった収益になりづらい「付加価値」向けの存在になってしまったのです。

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_DSC0017 posted by (C)あさかぜみずほ

LX-GVV / Global Jet Luxembourg / Airbus A319-100CJ

残念ながらB滑走路の方へ行ってしまいましたが、エアバスA319をベースとしたビジネスジェットが降りてきました。旅客型は6,000km程度の航続距離ですが、輸送力の重視されないA319-100CJでは11,000kmを超える航続距離を持ちます。

この機体の持ち主はルクセンブルクビジネスジェット機専業の事業者ですが、ヨーロッパからでも条件が良ければひとっ飛びで来られるだけの性能を持ちます。

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_DSC0089 posted by (C)あさかぜみずほ

VN-A886 / Vietnam Airlines / Airbus A350-900

ベトナムからの需要もだいぶ伸びているようで、A321が使用されていたホーチミンゆきの午後便も午前便と同様にA350-900へと一気に大型化されました。

ベトナム航空は記憶が正しければニュージーランド航空に続いてB787-9を成田に入れたエアラインでしたが、わずかな間でA350へとさらに大型化されていなくなってしまいました。

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_DSC0093 posted by (C)あさかぜみずほ

JA781A / All Nippon Airways / Boeing 777-300ER

アップで見てみるとB777-300ERの規格外なサイズが際立ちます。機体の直径はおよそ6m、エンジンの直径はおよそ3m…

6mと言えば乗用車同士が余裕ですれ違える幅ですし、3mのエンジン直径はほぼB737シリーズの機体直径に相当します。ちなみに旅客機は異常時に1発のエンジンが止まっても離陸できなければいけない、と決まっています。つまり、やろうと思えば1機のエンジンで最大350t以上にもなる巨体を空に浮かべることが出来るのです。化け物です。

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_DSC0128 posted by (C)あさかぜみずほ

N501DN / Delta Air Lines / Airbus A350-900

A350の独特な主翼の形は遠くから見てもよくわかります。カールするような形をしたウイングレットA350の大きな識別点で、扱いやすい範囲で目一杯広げられた主翼の幅や大きな直径のエンジンなど、最新型機ならではの特徴が各所に見受けられます。

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_DSC0140 posted by (C)あさかぜみずほ

N501DN / Delta Air Lines / Airbus A350-900

コクピットの窓ガラスは従来機と同様の6枚になりました。ライバルに相当するボーイング787では視界を良くするために4枚の曲面ガラスで構成されていますが、大きくなればなるほど交換の手間と部品のコストがかかってきます。エアバスではあえて従来通りの6枚構成としています。

同様の思想は機首部分の構造にも現れており、機首部分はあえてB787のようなカーボンファイバーではなく従来通りのアルミ製となっています。鳥などがぶつかって損傷した際に影響の調査や補修の手間を軽減するためです。

最新の技術と熟成された技術を組み合わせることで、エアバスA350は就航当初から故障の少ない信頼できる機材になっているとか。

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_DSC0179 posted by (C)あさかぜみずほ

B-18918 / China Airlines / Airbus A350-900

うーん、天気に恵まれません…

チャイナエアラインの特別塗装機が台北へ向けて折り返していきます。主翼上にA350のロゴが入るのも試験機と同様。ロゴといいカーボンの模様といい、ちょっとカッコよすぎやしませんかねえ…

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_DSC0212 posted by (C)あさかぜみずほ

B-18918 / China Airlines / Airbus A350-900

ユナイテッドの到着をやり過ごし滑走路へと進入します。スポッティングカットとして真横から撮るとロゴの一部が隠れてしまいます。

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_DSC0238 posted by (C)あさかぜみずほ

RA-76950 / Volga-Dnepr Airlines / Ilyushin Il-76TD-90VD

チャイナエアラインの影に隠れていたのはヴォルガ・ドニエプル航空のイリューシン76です。1974年から運用の開始された大型の輸送機で、未舗装の滑走路にも離着陸できるようにノーズギアは4輪、メインギアは8輪の、しかも太いタイヤを備えた頑丈な設計になっているのはいかにもソ連といった風体です。

今やパイロットとコ・パイロットの2名乗務が当たり前になった世の中にありながら、機関士、通信士、航法士(日本では正しくは航空士)を乗せた5~6人の運航乗員数を必要とするなんともクラシックな輸送機です。元が軍用の輸送機だからというのもあるのでしょうが…

エンジンはソ連の軍用機エンジンも手がけていたアビアドビガデル製。90年代半ばから性能を向上させたPS-90Aというエンジンを装備しています。ヴォルガ・ドニエプル航空で使用されているTD-90VDというタイプではコクピットの一部がデジタルになっているなど、2000年代に入ってから近代化も行われて地道に製造が行われています。

この見た目で2006年製というのも驚きですが…

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_DSC0243 posted by (C)あさかぜみずほ

RA-76950 / Volga-Dnepr Airlines / Ilyushin Il-76TD-90VD

機首部分だけでいったい何枚の窓があるのやら…!

機首の下半分は航法士が入るスペース「航法士席」です。現在ではほとんど機械に取って代わられていますが、飛行機の現在地や進路を算出する専門職が「航空士」です。なんだか慣例上では航法士と書かれているので、ここでもそう書くことにします。

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_DSC0263 posted by (C)あさかぜみずほ

RA-76950 / Volga-Dnepr Airlines / Ilyushin Il-76TD-90VD

ロシアの飛行機を見るといつも疑問に思うのですが、イリューシンやアントノフ、あるいはスホーイ・スーパージェットなどのソ連~ロシア製の航空機はRAから始まるロシア籍の登録記号をつけています。

一方、アエロフロートロシア航空やS7航空の写真を見るとわかりますが、エアバスボーイングの旅客機はVQ=バミューダ籍をつけています。

憶測ですが、ロシア国内ではロシア製の航空機は税制上の優遇があるのでしょう。「西側諸国」の機体では税金が高くなるので、バミューダのようなタックスヘイブンに逃がしているのではないでしょうか。

ちなみに日本では国内の航空会社が保有する機体は日本籍でなければいけないようなので、VQやEI(アイルランド)といったよその国籍の飛行機はありません。

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_DSC0282 posted by (C)あさかぜみずほ

RA-76950 / Volga-Dnepr Airlines / Ilyushin Il-76TD-90VD

というわけで図らずもIl-76という面白い飛行機を見ることが出来たので帰ることにしましょう。狙っていったのとは別の思わぬ出会いがあるので、スポッティングという趣味はやめられません。近いうちに海外スポッティングにも再チャレンジしたいところですが…