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縦横無尽にバスが駆け回る博多駅前に来ました。天神から博多へは地下鉄とバスが競合していますが、圧倒的に早い地下鉄に対して、バスは運賃100円で対抗しています。便数も多く、待つことなく双方を移動できるのは楽なのですが、天神側のバスのりばがちょっとわかりづらいのが…
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九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に伴って全面リニューアルされた博多駅。今までオフィスは博多、商業は天神というのが大まかな棲み分けになっていましたが、新幹線の開業を機に新たな博多の街作りも進めているようです。
現在は2022年の開業に向けて、福岡市営地下鉄七隈線の延伸工事が進められています。2016年11月に道路が大きく陥没した事故がありましたが、それは七隈線の工事が原因でした。開業予定は2年遅れ、現在は対策を進めた上で進められているようです。
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博多から天神を経由し、ウォーターフロント地区と呼ばれる博多港までを運行する路線に投入されている連節バス。新潟市のBRTと同様に、スウェーデンのスカニア製シャシーにオーストラリアのボルグレンがボディを載せたものが導入されました。
日本では京成バスと神奈川中央交通ぐらいしかまとまった台数を運行している場所はありませんでしたが、2010年代になってから日本の主要都市でも導入される例が増えてきました。法規上はなかなか面倒な手続きが必要となってくるようですが、今後の日本の事情を考えると広まって欲しい存在です。
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見えづらいですが、側面の行き先表示に堂々と表示される「都市高」の文字。福岡市に編入された博多湾内の島へは能古渡船場から船が発着していますが、そこまでが中心街からだいぶ離れているので都市高速を経由するようになっているようです。
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先ほどの連節バスもそうですが、全てのバスが博多バスターミナル(写真右手側)を発着するわけではなく、駅前(写真左手側)から発着する路線も設定されています。先ほどの連節バスも、おそらくは長さの関係が大きいとは思いますが駅前の路上から発着しています。
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そのものずばり「福岡オープントップバス」。この時間は「きらめきコース」と名付けられ、博多駅から市街地を抜け、福岡タワーなどのあるももち地区を巡って戻ってくる80分のコースが設定されています。しかし今日の天気だと、吹きさらしの座席ではさぞかし寒いことでしょう…
ベースは日野の大型トラック「プロフィア」で完全な特注品の車両だそう。運行はもちろん西日本鉄道です。むしろ福岡の市街地で西鉄に殴り込みをかけてくるようなバス事業者が存在するのでしょうか。
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長崎県の鉄道事業者「島原鉄道」が運行する「島原号」が、博多BTを出て天神BTへと向かいます。1日3往復の設定で、共同運行は当然西鉄。
島原へは直行のバスや長崎本線の諫早乗り換えで鉄道という経路の他、熊本県内からフェリーの航路もいくつか出ています。湾が深く、以外と島原まではフェリーの方が早かったりするのです。
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JR九州バスと共同運行を行っている、防長交通の「福岡・防府周南ライナー」。西鉄は運行に関わっていないため、西鉄天神高速バスターミナルは経由しません。
博多から山口県の下松市まで、およそ4時間の路線が1日4往復設定されています。
※2018年10月より防長交通単独での運行に減便・変更
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桜島号に入る西鉄高速バスのスペースアロー。目をこらすとわかりますが、鹿児島方面へは長距離の運行となるため昼行便でも3列シートが装備されている車両が入ります。
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昭和自動車が導入した韓国製のヒュンダイ・ユニバース。日本の法規に合わせて右側後方の非常口を取り付けたり、ウインカーレバーなどの位置を日本の標準とそろえるなど、日本市場へ向けて適応させてきました。日本メーカーのように事業者ごとの細かいリクエストに応えるなど、ヒュンダイの本気度がうかがえます。
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正面から見ればどうみても路線バスにしか見えない西工の96MCと呼ばれるグループの高速仕様車ですが、側面から見ると確かに高速バスっぽい感じ。床下にはトランクも備え付けられています。他の事業者では聞いたこともないモデルですが、やはり西鉄の系列だけに導入されたもののようです。
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九州内外の各地へ向け、少し早めの夜行高速バスの準備時間へと入ったようです。
三菱ふそう・エアロクイーンを使った夜行向けの車両が博多バスターミナルの方向へと走っていきます。側面に描かれているのは「白夜行」と呼ばれるデザインで、岡本太郎の太陽の塔をモデルとしています。
ここまで来たら、やはり見たいのはあのバスでしょう。
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博多駅の明かりをバックに出発していくJR九州バスの車両。一般路線バス・高速路線バス合わせて様々なバスがひっきりなしに駅前を走り抜けていくので、見ていて飽きません。
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お待ちかね、バスタ新宿へ向かう「はかた号」です。まずは博多BTを出て天神BTへと向かいます。片道14時間半、1,100kmを走り抜ける日本最長の路線バス旅のスタートです。
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2014年の三菱ふそう・エアロクイーン投入から、前側4席はほぼ個室のプレミアムシートに、後ろ側半分が3列のビジネスシート18席と2クラス制となっています。あさかぜの周りには「そんな長時間はちょっと…」という人ばかりですが、3回乗った経験から言えば乗ってしまえばなんとかなります。
確かに新幹線が普及し、飛行機も安くなった現在であえて「はかた号」を選ぶ理由は難しいところですが、それでも1990年からずっと運行され、新車が入っているのはそれなりの理由があるわけです。
皆様もぜひ一度、だまされたと思って乗ってみてはいかがでしょう。新しい何かを発見できるかもしれません。
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夕食は職場の大先輩にオススメされた「旭軒 駅前本店」へ。博多駅からは徒歩10分ほど、ちょっと奥まった路地にあります。
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一口餃子がメインのお店で、焼餃子と水餃子はそれぞれ10個お皿に載せられて提供されます。カウンターの上には手羽先が山盛りになっており、食べた本数でお勘定をするシステム。メニューの数は決して多いわけではありませんが、目移りして決められないぐらいなら「焼餃子ください!」「焼酎水割りお願いします!」ぐらいの簡単さの方がやりやすいというもの。
今日1日寒空の下で写真を撮っていたらどうにもカゼをひいたようなので、豚肉・ニンニク・ニラ・ネギに焼酎という最高の滋養強壮メニューをひたすら摂取してホテルに戻ります。
明日の朝はうだうだしていられませんからね。