あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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2018年4月11日

先日の桜を撮りに成田空港へ行っていた際に気づいたのですが、明るいレンズは正義です。普段使いのSIGMA 18-300mmはとても優秀なレンズなのですが、夕方の薄暗い時間になると本来の性能を生かし切れません。開放で使うとどうしても周辺の解像が甘くなってしまい、高ISOの特性も合わさると「もうちょっとなんとか出来るでしょ…」という感じになってしまうのです…

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IMG_3632 posted by (C)あさかぜみずほ

というわけでF2.8通しのレンズの導入を決定。純正の70-200mm F2.8は高額すぎてとても買えないので、150-600mmで実績のあるTAMRONに決定。「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)」(写真下)をヨドバシで13万円ほどで購入、純正の半額以下です。

少しは荷物が小さくなるかと思いましたが、いざ並べてみると150-600mm(写真右)と鏡筒の太さはほぼ変わりません。ただ長さが短くなった分、カメラバッグに収まるサイズになりました。イヌと並べてみると、レンズが大きいのかイヌが小さいのかよくわからなくなってきます。

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IMG_3639 posted by (C)あさかぜみずほ

試し撮りのために非番で新宿のバスターミナル「バスタ新宿」へやってきました。成田へ実戦投入してみたかったところですが、時間の余裕がなかったので手近な場所で…広角端でも35mm換算で105mm相当になるので、だいぶもてあましそうな焦点距離ではあります。

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DSC_4679 posted by (C)あさかぜみずほ

早速ジェイアールバス関東の日野・セレガがターミナルを出て行きます。案の定バスターミナルで写真を撮るのに使うレンズではないことは確かですが、問題はそこではありません。

解像力すげえ…!

線がパリッと出てきます。

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DSC_4691 posted by (C)あさかぜみずほ

小田急箱根高速バス三菱ふそうエアロエース

純正の半額以下だし…なんて最初はあまり期待をしませんでしたが、想像を超えた写りに思わず感嘆の声を上げてしまいます。どこのレンズメーカーも70-200mmには力を入れていることもあり、完成度は高いのでしょう。お値段以上の買い物をしたかもしれません。

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DSC_4693 posted by (C)あさかぜみずほ

富士急グループは関東一円ではかなり初期からヒュンダイ・ユニバースを使っているバス事業者。日本メーカーに比べるとずいぶんごつい印象を受けます。

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DSC_4716 posted by (C)あさかぜみずほ

日本中央バス群馬県のバス事業者。にもかかわらずナンバーが練馬なのは、東京営業所に配属されている車両だからなのでしょう。

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DSC_4720 posted by (C)あさかぜみずほ

小湊鐵道は地方私鉄によくあるバス事業が主力になっている事業者。鉄道車両は昭和時代のものがほとんど全部ですが、稼ぎ頭となるバスは最新型のものがどんどん投入されています。

知られていませんが、小湊鐵道は実は京成グループに属しています。現在の出資率は20%以下で京成との関係はかなり薄く、バスのカラーリングも京成のものとは全く関係のないオリジナルカラー。

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DSC_4735 posted by (C)あさかぜみずほ

環境保全のため、セレガ・ハイブリッドも投入している富士急山梨バス

一般車でハイブリッドはほとんど元が取れないと言いますが、バスのように年間数十万キロを走るようなクルマであればそれなりに効果があるのかもしれません。

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DSC_4741 posted by (C)あさかぜみずほ

ピンク色の鮮やかな西日本ジェイアールバス

新幹線が隆盛を極める中でも、一定の需要が存在する昼行の長距離バス。新宿からも金沢や大阪へ向けて昼行便が出ています。写真は金沢へ向かう便のようです。

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DSC_4752 posted by (C)あさかぜみずほ

ウィラーエクスプレスはツアーバスで急成長を遂げ、法改正でいわゆる「新高速乗合バス」として既存のバス事業に殴り込みを掛けてきました。国内に複数社を保有しているウィラーですが、今年の夏に全社が合併して1つの「WILLER EXPRESS」という会社にまとまります。

発足当初は韓国のDAEWOO(大宇)製のバスを輸入する代理店を抱えていたこともあってDAEWOOのバスばかりでしたが、現在は国産車がほとんどを占めています。あれほど走り回っていたDAEWOOは何だったのでしょう。

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DSC_4756 posted by (C)あさかぜみずほ

福島が本拠地の「桜交通」はヒュンダイ・ユニバースでやってきました。

こちらの新宿~仙台線も元々高速ツアーバスに分類される路線でしたが、やはり新体制に移行して正式な高速乗合バスになっています。

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DSC_4762 posted by (C)あさかぜみずほ

東京駅からバスタ新宿を経由して福井駅まで走る福井鉄道の高速バス。

前述の通り新幹線経由の方が時間的には圧倒的に有利でも、価格や乗り換えの手間からバスを選ぶ人も一定数はいるわけです。ちなみに11時40分に東京駅を出て、終点の福井駅には20時着…新幹線であれば1回の乗り継ぎで15時半過ぎには到着しますから、所要時間は倍以上。

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DSC_4779 posted by (C)あさかぜみずほ

空模様が暗くなってきてしまいました。ちょうどいいのでバスの流し撮りもやってみましょう。

TAMRONのレンズで便利なのは、手ブレ補正に「流し撮りモード」があること。このモードはタテ方向のみ手ブレ補正を有効にするもので、単純に手ブレ補正を切るよりも大幅に歩留まりが上がります。

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DSC_4782 posted by (C)あさかぜみずほ

この世代のいすゞ・ガーラを見ることもずいぶん減ってきました。

国際興業グループの一角にいた山梨交通ですが、現在はグループを離れて独立の経営になっています(山交百貨店は引き続き国際興業グループ)。バスのカラーリングは引き続き国際興業のまま。

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DSC_4793 posted by (C)あさかぜみずほ

再び晴れてきました。

中央本線の特急「あずさ」と争う新宿~松本線。京王グループアルピコグループの共同運行です。所要時間はあずさより1時間程度多くかかりますが、運賃は半額以下。一部の座席にグリーン車ばりの大型シートが入り、高速バスらしからぬ広々としたトイレを備えた専用車両が投入されています。

写真の京王電鉄バスが走らせている三菱ふそうエアロエースは自動ブレーキが装着された直後のモデル。最初見たときは「なぜナンバープレートが右にずれているんだろう」と思っていましたが、黒い穴は赤外線レーダーだったのです。かっこいいとはとてもいえない仕事ですね…

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DSC_4720 posted by (C)あさかぜみずほ

現行の姿。

先ほどの小湊鐵道を見てみると、相変わらずナンバーが片側に寄ってスマートとはいえませんが、だいぶマシな見た目になりました。ナンバープレート取り付け部のへこみがそのままじゃないだけで、だいぶ印象が変わってきますね。

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DSC_4796 posted by (C)あさかぜみずほ

先ほどの京王と同じく、「中央高速バス」を構成する伊那バス。上り便は、駒ヶ根市で採れた野菜を都内へ運ぶという取り組みも行っているそうです。高速バスの維持や運送業の負担軽減のために、日本各地で様々な取り組みが行われています。

ちなみにこの日野・セレガは自動ブレーキ搭載車。三菱ふそうと異なり、専用設計のバンパーへ違和感なく埋め込まれた赤外線レーダーに、設計者としてのプライドを感じさせます。

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DSC_4807 posted by (C)あさかぜみずほ

ひときわ背の高い巨体がやってきました。

2階建ての三菱ふそうエアロキングです。「中央道昼特急」として、8時間以上かけて大阪へと向かいます。

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DSC_4823 posted by (C)あさかぜみずほ

どのバスもそうですが、バスタ新宿へと入ってくるバスは運転席付近に記入されたカードを掲出しています。これを見て、ジェイアールバステックの案内係がバスを誘導していきます。

カードには出発時刻、使用バース、運行会社、行き先、路線名など旅客案内に必要な項目が記載されています。バス会社によってフォーマットは若干異なっているようです。

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DSC_4834 posted by (C)あさかぜみずほ

飯田へ向かう信南バス。やはり京王と共同運行をする中央高速バスの一員です。

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DSC_4840 posted by (C)あさかぜみずほ

F2.8で信南バスのロゴをクローズアップしてみました。背景はきれいにボケています。

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DSC_4846 posted by (C)あさかぜみずほ

長野ゆきのアルピコ交通

実はアルピコは東京に「アルピコ交通東京」という子会社を持っていて、路線用と貸切用合わせて60台ほどのバスを配置しています。どこからどう見ても長野県のアルピコカラーなのに、ナンバーが練馬なのはそういうわけです。しばらく上の日本中央バスでも同じようなことがありましたね。

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DSC_4854 posted by (C)あさかぜみずほ

ツバメのマークが誇らしげなジェイアールバス関東三菱ふそうエアロキング。排ガス規制などの理由から国産の2階建てバスは2010年を最後に生産は行われておらず、この車両を使っている事業者は後継車両に困っているところも少なからずあることでしょう。

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DSC_4870 posted by (C)あさかぜみずほ

発車するとぐるりとターミナル内を回って、スロープを降りていきます。回転半径を小さくするため、3軸目にもステアリング機構が入っているのがわかるかと思います。

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DSC_4883 posted by (C)あさかぜみずほ

京成グループの高速バス車両は鉄道と同様、赤と青でアルファベットのKを描いたデザインにほとんどが置き換わっています。

写真の千葉中央バスを始め京成グループのバス事業者は多くがこのデザインを採用していますが、上述の通り小湊鐵道は「京成色」が薄いこともあって、オリジナルの塗装をまとっています。

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DSC_4895 posted by (C)あさかぜみずほ

小田急箱根高速バスの設立15周年を記念し、小田急電鉄直轄だった頃のカラーリングを再現した車両。

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DSC_4936 posted by (C)あさかぜみずほ

三菱のバッジの左下に見える「SHIFTPILOT」の文字。三菱ふそうの最新型のトラックやバスに装着されている新しいトランスミッションだそうです。

バス向けにはクラッチ操作を自動化した8速のAMTを標準装備。なかなかバスではシステム面を表に出してアピールすることは少ないだけに、珍しい印象です。

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DSC_4979 posted by (C)あさかぜみずほ

新潟も金沢や福井と同様、新幹線で行けば圧倒的に時短できる区間ですが、東京~新潟間はおおよそ1時間ヘッドで高速バスが運行されているのには驚きです。

基本的には池袋駅発着になっていますが、昼行便では1日1往復だけバスタ新宿発着の便が運行されています。新潟までは片道およそ6時間、これもまた新幹線の倍以上かかります。夜行便はダイレクトに佐渡汽船のフェリーターミナルへ向かう便があるようです。

よく見るとワイパーのあたりは電熱線のようなものが巻かれています。雪対策でしょうか…?

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DSC_4996 posted by (C)あさかぜみずほ

またしてもエアロキングの巨体がやってきました。関東とはまた趣の異なる、西日本ジェイアールバスが運行する東海道昼特急です。この時間に出ていくと、大阪駅に着くのは夜10時頃になることでしょう。

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DSC_5001 posted by (C)あさかぜみずほ

会津若松と東京を結ぶ「夢街道会津号」はジェイアールバス関東会津バスの共同運行。また年季の入った雰囲気の三菱ふそうエアロバスです。

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DSC_5010 posted by (C)あさかぜみずほ

再び伊那バスの日野・セレガ。地方のバス事業者にとって、都市部へアクセスする高速バスは重要な収入源です。飯田というあまり東京の人になじみのない街へも、新宿からおよそ1時間に1本程度の本数が運行されています。

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DSC_5018 posted by (C)あさかぜみずほ

西日本ジェイアールバス東海道昼特急を見送って帰宅の途に就きます。最後の最後で曇ってしまって残念ですが、久しく眺める機会のなかったバスを思う存分眺められて楽しい半日でした。