SONYの音楽管理ソフトに「Music Center」というものがあります。Walkmanを使う上では必須とも言えるソフトウェアで、Apple端末でいうとiTunesのようなものです。
これがまたひどく使いづらいこと!!
少し前までソニーは「MediaGo」というソフトを用意していて、iTunesよりだいぶ良好なユーザーインターフェイスをしていました。ベストとは言いませんが間違いなくベター。やたらとシステムリソースを食って動作が遅いという点を除けば、そこまで大きな欠点のあるソフトではありませんでした。iTunesでは扱えないFLACファイルももちろん使えますし、Walkman環境に移行して良かったと思ったものです。
ところが、夏頃に「Music Center for PC」という新しいソフトウェアに統合されると、どうにも様子がおかしい。
動作は軽くなりましたが、まずUI周りがごちゃごちゃしていてとても見づらい。配置される文字やボタンが何でもかんでも小さすぎます。
苦情が殺到したらしく、9月終わり頃にガラリとUIを変えるアップデートを施したものの、使い勝手は悪くなる一方。どう転んでもMediaGoより退化しています。
※ちなみにアップデートをしたところ動作が不安定になり、結局ソフトまるごと再インストールしています。アップデートってなんなの?
融通の効かなさにも磨きがかかっており、以前はプレイリスト内の楽曲をまるごとフォルダにコピーできていたのですが、それもできない。カーナビで音楽が聴けないじゃん…
腹立たしいのは、平然と「楽曲が転送できない」とエラーを吐くこと。「いやお前の仕事は楽曲をWalkmanに転送するだけだろうが」と呆れてしまいますが…
古いファイル形式というならまだしも、去年のライブ会場限定のCD…同時期に買った別のCDは当然問題なく転送できています。というか2ヶ月前に転送できてただろ。
公式のオンラインヘルプを見てみたところで、最終的には「再インストールしてくれ」。
しぶしぶ再インストールしたところで転送できませんから、まぁユーザーを舐め腐っていますねぇ…
というわけでこの上なくMusic Centerに辟易したので、新しい音楽管理ソフトを探していたところ「Music Bee」(窓の杜へ飛びます)というものがいろいろなところで紹介されていました。
ありがたいことにSONYのソフトよりはるか使いやすく出来ていて、当面はこれで問題なさそうです。ただ当然サードパーティのアプリケーションなので、Walkmanに音楽やプレイリストを転送するには少しばかり設定が必要です。次回はその設定の方法を少々。
ちなみにA30シリーズのプレイリストは、MusicBeeが自動で指定する「Playlist」フォルダではなく、
音楽と同じ「Music」フォルダがプレイリストの転送先
になるので、そこだけご注意を。次回書く内容の8割は上の1文に凝縮されています。