IMG_3294 posted by (C)あさかぜみずほ
予想されたとおり、せんべい布団で首と肩が痛い朝になりました。
時刻は朝7時前ですが、東京に比べれば日の出が遅いのでまだ真っ暗です。今日は一日飛行機の撮影をして過ごすつもりですが、まずはその前に腹ごしらえを。
昨晩「赤とんぼ」で購入してきた、タコライスをいただきます。メキシコ料理のタコスの具材をライスの上に載せた、まさにそのままの食べ物。牛挽肉、トマト、チーズ、レタスの載った上に、別添のピリッと辛いサルサソースをかけます。不思議な組み合わせですが、沖縄では有名な料理となっていることもあって味は上々。
DSC_7077 posted by (C)あさかぜみずほ
JA81AN / All Nippon Airways / Boeing 737-800
モノレールの駅のそばからバスに乗って、終点の「具志営業所」へ。そこから歩いて300mほどの瀬長島へかかる橋の上がまず午前中の撮影ポイントです。夜が明けたばかりの平日から飛行機の写真を撮っている変わり者はあさかぜぐらいで、往来するのはほとんど第2滑走路の工事現場へ出入りするダンプトラックばかりです。
DSC_7083 posted by (C)あさかぜみずほ
72-8992, 72-8887 / Japan Air Self-Defense Force / Mitsubishi F-15J Eagle
早朝から訓練に向けて、F-15Jイーグルが4機連なって滑走路から飛び立ちます。効率的な飛行を重視して流麗な旅客機と比べると、軍用機はさすが物々しい構造をしています。
DSC_7085 posted by (C)あさかぜみずほ
5091 / Japan Maritime Self-Defense Force / Kawasaki P-3C Orion
その前に哨戒機P-3Cが過ぎ去っていきます。
DSC_7118 posted by (C)あさかぜみずほ
62-8866 / Japan Air Self-Defense Force / Mitsubishi F-15J Eagle
管制官の離陸許可とともに、4機が続けざまに離陸していきます。まさに耳をつんざくような轟音です!
離陸時には「アフターバーナー(AB)」といって、エンジンからの高温のジェット排気にさらに燃料を噴射し、推力を増強させて飛び立っていきます。排気ノズルから出る高温の空気で、機体後方の景色が揺らいでいるのがよくわかるかと思います。普通のジェット旅客機ではなかなかここまではなりません。
DSC_7144 posted by (C)あさかぜみずほ
JA83RC / RYUKYU AIR COMMUTER / Bombardier DHC-8-Q400CC
琉球エアコミューターの最新型機、Q400CCが出発していきます。
パッと見た感じは普通のQ400と同じですが、大きく違うのは機体後方を貨物室にしているところ。約70席が配置できるところ、50席に減らし、後方を広い貨物スペースに充てています。こうすることで、観光客の持ち込むサーフボードのような大きな手荷物や、それぞれの島々で採れる名産品などを今までよりも多く運ぶことが出来るようになりました。
RACでは同タイプを5機導入予定です。
DSC_7151 posted by (C)あさかぜみずほ
JA8936 / RYUKYU AIR COMMUTER / Bombardier DHC-8-300
そのQ400CCに置き換えられている以前からのダッシュ8。ついにRACでは最後の1機になっていますが、今月末には定期便から撤退する予定。記録できてラッキーでした。
DSC_7184 posted by (C)あさかぜみずほ
02-8916 / Japan Air Self-Defense Force / Mitsubishi F-15J Eagle
さっき上がっていったのとは別の飛行隊が降りてきました。操縦席の後ろに立っているのはスピードブレーキで、これを立てることによって空気抵抗を増やして速度を落とします。
旅客機の場合は主翼の上に「スポイラー」という、同じような働きをする部品がついています。着陸した瞬間に立ち上がる板がそれです。
DSC_7206 posted by (C)あさかぜみずほ
34-3452 / Japan Air Self-Defense Force / Northrop Grumman E-2C
昨日も見た、グラマンの早期警戒機E-2Cホークアイ。空母に搭載するため、主翼は後ろ向きにコンパクトに折りたためるようになっています。垂直尾翼も4枚ついていますが、これもやはり空母に搭載した際に高さを抑えるためにこうした構造になっているのだそう。
空母のない日本には関係ない機構ではありますが、元々はアメリカ軍の艦載機として開発されたのでこうなっています。
DSC_7315 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-JSS / Jetstar Asia Airways / Airbus A320-200
だんだん雲も晴れてきました。予報通り今日は晴れそうです。
「いつものジェットスタージャパンか…」と油断していたら、塗装はそっくり同じでもフィリピンに拠点を置く「ジェットスターアジア航空」のA320でした。ジェットスターはグループ内で同じカラーリングになっているので油断は出来ません。
DSC_7329 posted by (C)あさかぜみずほ
B-16207 / Eva Airways / Airbus A321-200
エバー航空のサンリオコラボカラーはじわりじわりと増えており、台湾での人気を感じさせます。なかなか成田で見かけることはありませんが、A321にもキティちゃんペイントが登場しています。
DSC_7347 posted by (C)あさかぜみずほ
5057 / Japan Maritime Self-Defense Force / Kawasaki P-3C Orion
海上自衛隊のP-3Cオライオンは、さっきから3機ぐらいが空港周辺の訓練空域をぐるぐると回っています。この機体も那覇空港をローパスしてそのまま訓練へと戻っていった様子。フラップ(主翼後方の揚力増加装置)が赤く塗られているのが特徴的です。
DSC_7358 posted by (C)あさかぜみずほ
HL8088 / Jeju Air / Boeing 737-800
軍民共用の空港とあって、同じファインダーに旅客機と戦闘機が一緒に写ることもしばしば。
F-15Jイーグルを4機連ねた新たな飛行隊が訓練へ向けて飛び立っていきます。緊急ではないので、他の旅客機と同じようにタイミングを見計らって管制官が離陸の許可を出していきます。到着機が立て込んでいるようなら、滑走路の手前でしばし待機。
DSC_7376 posted by (C)あさかぜみずほ
JA009D / Japan Airlines / Boeing 777-200
本日最初の大型機は羽田からのB777-200。元は日本エアシステムに導入された機体で、JALJAS統合によって日本航空に引き継がれたものです。機内はリニューアルでJAL SKY NEXT仕様になっており、今となってはJAS時代の面影は残っていません。
…後方に訓練中のP-3Cの姿が見えます。
DSC_7410 posted by (C)あさかぜみずほ
5057 / Japan Maritime Self-Defense Force / Kawasaki P-3C Orion
前傾姿勢で那覇空港の滑走路へと戻ってきたP-3Cオライオン。
アメリカのロッキード社が哨戒機として開発したP-3をベースに、対潜水艦性能を向上させたのがこのP-3Cです。途中から川崎重工でのライセンス生産が行われ、海上自衛隊では101機が導入されました。あの広大な領土を持つアメリカ海軍でさえ200機しか導入していないのですから、いかに日本にとって周辺海域の保護が大切かというのがよくわかります。
DSC_7435 posted by (C)あさかぜみずほ
JA8995 / Japan Transocean Air / Boeing 737-400
後継機B737-800への置き換えが続いているJTAの-400。日本トランスオーシャン航空を現在の規模まで成長させた立役者ですが、今やB737-400を運航する日本の航空会社はここだけになってしまいました。
DSC_7445 posted by (C)あさかぜみずほ
16-5801 / Japan Air Self-Defense Force / Kawasaki T-4
T-4が訓練へと出発していきます。この川崎の小さなジェット機は実戦能力を持たない、訓練専用の練習機。かの有名な「ブルーインパルス」で曲芸飛行に使われているのも、このT-4の改造機です。珍しいところでは、2015年のMRJ初飛行時に、MRJの随伴機として後方について行く任務にもついていました。
DSC_7474 posted by (C)あさかぜみずほ
JA737X / Skymark Airlines / Boeing 737-800
DSC_7483 posted by (C)あさかぜみずほ
JA73NL / Skymark Airlines / Boeing 737-800
柔らかな朝日の中、降りてくるスカイマーク機が美しく輝きます。他社の白よりも鮮やかに見えるのは気のせいでしょうか。
ウイングレットにつくワンポイントマークにも種類があるのが、スカイマーク機を撮ったり乗ったりするときに記念になるところです。時々予備品の関係で左右でマークが違っていることもありますが…
7492
DSC_7492 posted by (C)あさかぜみずほ5057 / Japan Maritime Self-Defense Force / Kawasaki P-3C Orion
さっきから撮っているP-3Cはずっと5057号機です。きつい角度で旋回し、そのまま那覇空港の滑走路に正対します。
P-3Cの後継機には川崎が開発したP-1が導入されていますが、まだ30機程度の配備にとどまっており、P-3Cすべてを置き換えるにはまだまだ時間がかかりそうです。
DSC_7551 posted by (C)あさかぜみずほ
57-4493 / Japan Air Self-Defense Force / Boeing CH-47J Chinook
輸送用ヘリとして半世紀以上も改良を加えながら製造が続いている、ボーイング・バートル社「CH-47 チヌーク」。航空自衛隊では15機を保有し、エンジンも制御コンピュータを搭載した新型のものへと交換が進められています。
陸上自衛隊の印象が強い同型機ですが、濃い迷彩色の陸自に比べると、空自の迷彩色は明るいものになっています。
DSC_7562 posted by (C)あさかぜみずほ
JA84RC / RYUKYU AIR COMMUTER / Bombardier DHC-8-Q400CC
真新しいRACのQ400CCが降りてきました。主翼の下に非常ドアが新設されており、後方の6つの窓とドアはすべてダミーです。機体構造を大きく変えないために、一見するとドアが残っているかのように見える作りになっているそうです。
DSC_7591 posted by (C)あさかぜみずほ
JA01RK / Japan Transocean Air / Boeing 737-800
JTAの新たな主力として君臨している、B737-800。機内はLEDを用いたBSI(Boeing Sky Interior)仕様になっているのはもちろんのこと、主翼付け根の灯火もLEDになっています。
外からは見えづらいですが、ブレンデッドウイングレットの内側には沖縄の固有種である鳥「ヤンバルクイナ」が描かれています(写真右側)。
DSC_7638 posted by (C)あさかぜみずほ
JA202D / First Flying Co., LTD. / Viking DHC-6-400
第一航空が運航する那覇~粟国線は2015年に滑走路を逸脱する事故が発生し、しばらくの間運休されていました。それが今日からようやく再開されました。機材は19人乗りのDHC-6 Twin Otter。機種名からわかるように元はDHC-8と同様にデ・ハビランド・カナダが製造していた旅客機でした。
その後ボンバルディアへと吸収されて製造が終了したものの、製造権を取得したカナダのバイキング・エアが2008年から改良型の生産を開始。第一航空はその最新型である-400を導入しました。ツインオッターの導入は2006年に消えたエアー北海道以来です。
DSC_7661 posted by (C)あさかぜみずほ
B-LNI / Hong Kong Airlines Limited / Airbus A330-200
東・東南アジア需要の旺盛な沖縄。成田でもおなじみの香港航空が降りてきました。この機体は親会社である海南航空のお下がり。
DSC_7710 posted by (C)あさかぜみずほ
B-18356 / China Airlines / Airbus A330-300
台湾からはチャイナエアラインも大型のA330を使って乗り入れてきます。
DSC_7724 posted by (C)あさかぜみずほ
JA8999 / Japan Transocean Air / Boeing 737-400
真っ青な空の下、SWALジェットが到着しました。昨日間近で本物を見られただけで充分満足でしたが、加えて飛ぶ姿も見られるとは…気象神社は好天だけでなく飛行機運ももたらしてくれているようです。
しかし3年が経ち、さすがに垂直尾翼周辺には色のやつれが見えますね。
DSC_7745 posted by (C)あさかぜみずほ
52-8956 / Japan Air Self-Defense Force / Mitsubishi F-15J Eagle
DSC_7751 posted by (C)あさかぜみずほ
22-8935 / Japan Air Self-Defense Force / Mitsubishi F-15J Eagle
離陸の際は4機まとまって一斉に離陸していきますが、着陸時は1機1機別々に指示が出されます。
DSC_7775 posted by (C)あさかぜみずほ
JA8992 / Japan Transocean Air / Boeing 737-400
ジンベエジェットの彼女役として登場した「サクラジンベエ」。こちらもB737-800へと特別塗装が引き継がれる予定。近いうちに新旧ジンベエ4機の並びが実現しそうな感じですが、さすがにピンポイントで来ることはかなわなそうです。
DSC_7798 posted by (C)あさかぜみずほ
JA8944 / Japan Airlines / Boeing 777-300
5091 / Japan Maritime Self-Defense Force / Kawasaki P-3C Orion
先ほどぐるぐる回っていたP-3Cと入れ替わりに、別のP-3Cが訓練に向けて出発していきます。その前に羽田からのB777-300を先に到着させます。
500席を備える日本航空のB777-300。1つ上の「クラスJ」の座席数も78席と多めですが、ファーストクラスの設定はありません。その代わり普通席は422席の大量輸送仕様。日本の巨大な幹線需要を支える屋台骨です。
DSC_7823 posted by (C)あさかぜみずほ
B-16207 / Eva Airways / Airbus A321-200
朝降りてきたハローキティコラボのエバー航空が、台湾へ向けて折り返していきます。
>>つづく<<