2017年12月14日 - あさかぜみずほの趣味活動記録簿

しばらく前の松本遠征でゴミ写真を量産し、少しは練習をせねばと思っていました。

考えてみれば、地元を走る京成線の電車をろくに撮ったことがありません。真冬で空気も澄んでいることですし、ちょっとだけ京成電車にカメラを向けてみることにします。

というわけで、午前中の有名撮影ポイントである町屋～千住大橋間にやってきました。千住大橋の駅を出て町屋方に歩いて10分足らず、荒川を渡ってくる下り電車が撮影対象です。

まずはありふれた3000形6連の普通列車うすいゆきから。

身長が足りず、1段のステップが欲しいこの撮影地。

京成本線回り、いわゆる「本線特急」の成田空港ゆき。3000形も増えに増え、どこへ行ってもこの顔を見るようになりました。それはそれでバリエーションがなくて面白くはないのですが…

3035編成は久しぶりに8両編成で増備された編成で、押し出される形で北総鉄道へ3700形が転属しています。

京成と言えばやはり「スカイライナー」。デビュー当初は京成らしからぬ洗練されすぎた出で立ちに違和感を覚えました。

本線回りの「モーニングライナー」「イブニングライナー」にも充当されていて、夜の帰宅時には410円で着席が保証されるので助かっています。

他社の流行に乗って京成でもヘッドライトのLED化が進められていて、AE形は真っ先に全編成が交換されています。

3000形は6両編成と8両編成で特に編成番号などは分けられていません。そのため、連番でも編成量数が違うのは最近では当たり前。

写真の3027編成も8両編成で増備されています。

3002編成はヘッドライトがLED化済み。

利用客数が好調に伸びている「スカイライナー」。2011年の開業以後、ついに2500万人を突破しました。時間帯によっては20分間隔で走る時間もあり、需要の高さが見て取れます。

ネットワークの広さで見ればJRの「成田エクスプレス」にはかないませんが、他の路線がほとんど影響しない分遅れは少ないですし、人身事故の有名どころを抱えていないこともあって、トータルで見ればスカイライナーの優位性は十二分にあります。

京成の慣習ともいえた、前面貫通ドアへの種別表示はこの3700形が最後。3000形の登場時は「前に種別表示がつかないの！？」と衝撃的でした。

幕式から3色LED式に変えられて、停車駅が全く違う「快速」と「快速特急」が同じ色などという恐ろしい時期もありましたが、現在ではすべてフルカラーLEDに交換されて見やすくなりました。

3600形を6両編成から8両編成に組成変更した際、余った先頭車6両だけで作られた3668編成。両端の2両ずつを電装化し、「ターボ君」なる通称をつけられて活躍していました。

4両で走る姿は今まで京急線内に新造車両を迎えに行くときぐらいでしたが、現在では中間の2両は正式に廃車となっています。京成は普通列車も6両編成化が進められていますが、金町線だけは4両編成しか入れないため、こういうことになったようです。

3700形の末期に作られた車両は前面のデザインに少し手が加えられています。灯具類の位置が変わり、このあとに登場する3000形と同じ配置になっています。この頃から3000形の方針は決まっていたのでしょうか。

ちなみにドアエンジンも変更されています。今までは開閉時に独特なガタガタ音のするものを使っていましたが、この頃から「ピュー」と音がするだけの静かなドアエンジンに。同じ形式を名乗っているものの、ちまちまと今までの3700形とは違っているのです。

もう1本スカイライナーを撮っておしまい。2500万人ロゴの入った車両も撮れましたし、一通りの目的は果たしました。何より風が強くて寒い！そそくさと暖かい車内に逃げ込んで家へと帰ります。