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おはようございます。いい天気になりました。佐渡在住の後輩と朝風呂に行ってから、眠りこけている後輩2人をたたき起こします。
通知が来たのでiPhoneを確認してみると、酔っ払って訳わからないハッシュタグをつけたInstagramの投稿に、会社の先輩から「いいね!」がついていました。思わず青ざめます。ひどい酔い方をしていたようです。
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今日は佐渡在住の後輩が観光に連れて行ってくれます。出発前に朝ご飯です。さすがに昨晩はさんざん飲んで食べたので、消化器は弱り気味。パン1つで済ませます。
昨日あんパンを買った東京駅の「豆一豆」で販売されている、「れんがパン」です。粒あんとクリームが入ったパンで、中身に反して軽くあっさり食べられるのが特徴です。
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昨晩の残骸。
贖罪とばかりにこの写真をInstagramに投稿し、「昨晩は泥酔していました」と言い訳します。インターネットに一度放ったものは、消すことは永遠にできません。肝に銘じてネットは使いましょう。
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クルマで15分ほどのところに、景勝地「尖閣湾」があります。どうやら今日はマラソンが行われているらしく、送迎用に年代物のバスがかり出されていました。
男4人で嬉々として撮影していると、案内所の人に「バスのりばはそこじゃないですよ!」と言われてしまいました。おそらくバスのりばを探していた観光客に見えていたのでしょう。
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なんとも恥ずかしい思いをしながら、カウンターで遊覧船のチケットを買います。カウンターの女性曰く、
「今日はそんなに揺れないと思いますよ」
とのこと。そんなことはありませんでした。
波に揺られて上下左右に激しく揺さぶられる、漁船に毛が生えた程度の「遊覧船」。海水が入ってくるほど激しく揺れている最中に、テープの音声は
「それでは海底をご覧下さい」
と容赦なく下を向かせます。底がガラス張りになっていて確かに海底が見えますが、この揺れでは船酔いを誘うだけです。
現に近くに座る中年男性は、だんだん体が硬直していっています。そりゃこの揺れですから、船酔いにもなります。
佐渡在住の後輩でさえ、「これは揺れてますよ。全然静かな波じゃないですこんなの」とうろたえる始末。
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かなりハードな20分間を過ごして降りてきました。酔いこそしなかったものの、カメラを向けたりする余裕は一切ありませんでした…
遊歩道に沿って崖の上に上がります。今航行している遊覧船の客の中にも、きっと乗ったことを後悔している人がいるに違いありません。
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遊覧船は15分間隔で出ているそうです。
尖閣湾という名前の由来はノルウェーのフィヨルドからだそうです。佐渡島のは3kmほどの長さしかありませんが…
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併設されている水族館に入ってみましょう。水族館というよりは、漁協のいけすの延長のような雰囲気です。
写真はウニとバフンウニ。触ることができるようです。
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タコがのびのびと泳いでいます。
佐渡で見られる魚が近くのパネルに書いてあるのですが、基本的に食べられるか食べられないか、おいしいかおいしくないかを基準に書かれているのが笑えます。
「身は非常に美味だが人間には消化できないため、下痢になる」
誰か実際に食べて尊い(?)犠牲になった人がいると思うとなお楽しくなってきます。
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カレイもまるで養殖の水槽のように固まっています。おおざっぱな感じが、逆に魚の生態が見えて面白いですね。
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スイスイと泳ぐイカ。水族館でその辺のイカを展示しているのも珍しいような。
ちなみに近くにはドクターフィッシュの水槽もあり、手を入れられるようになっていました。小さいながらもなかなか楽しい展示の数々です。
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完全な晴天になりました。遊園を出てくると例のボロバスは1台に減っていましたが、天気が良くなったので再び撮影に興じます。
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シャシーは三菱ふそう、ボディは新呉羽製。20年以上に渡って活躍しているベテランです。貸切の方向幕を出していますが、車内には運賃箱もまだちゃんと設置してあり、営業車としても使える様子。
海風に晒されてだいぶ傷みが進んでいますが、こうした年代物のバスを見られるのも地方ならではです。
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さらに島を北東へ進んでいきます。キレイな青い海の中に見えてきたのは「大野亀」という岩山。
山に見えますが、この標高167mの塊が1つの巨大な岩なのだとか。
初夏に来るとトビシマカンゾウの黄色い花が一面に咲くそうです。なかなか遠くて来づらいところではありますが。
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もうひとつの景勝地、二ツ亀も見えています。
二ツ亀のあたりは佐渡島で最も海水が透明なところだそうで、島の入り口には海水浴場やキャンプ場が開設されます。
このあたりが島の北東の突端で、ここから南下していくと両津の港の方向へ出ます。
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さすがに島の半周をぐるっと回ってくるといい時間になってしまいました。12時発の通称「昼船」には余裕があまりありません。
ずっとクルマで案内してくれた後輩へのお礼もそこそこに、両津港へと向かいます。
まだまだ見るべきところはたくさんありますが、今回は駆け足の旅行だったのでさっぱりでした。今度はツーリングで景色を楽しみながら観光地を回ってみたいですね。
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朝にあんパンを食べて以降、何も口にしていません。いくら昨晩の宴会で胃腸に負担がかかったとはいえ、さすがに空腹も限界です。
私より一足先に東京へ戻る後輩とともに食堂へ。新潟名物たれカツ丼があるというので注文します。
甘辛いタレに浸ったトンカツがご飯の上に乗るのがたれカツ丼。関東では卵とじになったカツ丼が標準的なので新鮮です。
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遠ざかる佐渡島の景色を眺めながら食べるたれカツ丼。
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後輩は2等船室、あさかぜは1等船室を事前に予約していたので別々の階へ。1等は座席指定なので、周りを気にせずゆっくりと眠れます。
ケータイも圏外ですし、充電しながらぐっすりと2時間近く眠り込んでしまいました。食べ終わってからすぐ横になって爆睡していたので胃がもたれている始末。昨日の飲酒が尾を引いて、まだ本調子ではないようです。
まもなく新潟港に入港です。団体の中高年に安眠を邪魔されて疲れた顔をした後輩と合流し、デッキで到着を待ちます。港に入ると同時に、佐渡へ向かうジェットフォイルと行き違い。
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楽しかった佐渡滞在を終え、本土に戻ってきてしまいました。昨日見たところだと新潟駅までさほど距離はなそうなので、後輩とともに歩くことにします。
新潟港のすぐ横にある「朱鷺メッセ」には人が群がっており、何かと思ったらアイドルグループ「乃木坂46」のライブがあったようです。
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万代シティのそばでBRT用の連節バスを見かけました。
シャシーはスウェーデンのスカニア、ボディはオーストラリアのボルグレンが製造しています。連節バスといえばこの頃メルセデスベンツ・シターロの導入例が多いだけに、ちょっと珍しい感じ。
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30分足らずで新潟駅に帰ってきました。当初の予定ではここで立ち食いそばを食べてから、というつもりでしたが、たれカツ丼を食べてすぐに寝てしまったため、胃がもたれています…
この先の車内で必要になるであろう酒とツマミを購入し、ホームへ降ります。E653系「しらゆき」8号が待機していました。連休の真っ只中なのに車内は割と余裕があります。
後輩とはここでお別れ。「しらゆき」の後に出る快速新井ゆき、通称「新井快速」に乗るそう。115系の爆走が聞ける列車で、音鉄にも評判の高い?列車です。115系も先は長くなさそうなので、こういう機会に乗っておく方針なんだとか。
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つい爆睡してしまいました。フェリーの中で散々眠っていたのに。列車の規則的な振動は人間の眠りを誘うそうです。
車内販売も何もなく、時折車掌が巡回する程度のローカル特急。隣の席は結局座られることもなく、静かな車内でした。
あっという間に外は暗くなり、直江津では真っ暗。「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったものです。向こうに止まっているのはキハ40系改造の観光列車「越乃Shu*Kura」。車内で日本酒が飲めるという何とも魅力的な列車です。
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終点の上越妙高に到着。向かい側には115系が停車しています。
こうやって見るとまだまだ減っているようには見えないんですけどね。
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新幹線で金沢までワープします。上越妙高から金沢まではたった1時間。
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そして金沢では食べ物を買う暇もなく、慌ただしく特急「サンダーバード」へと乗り継ぎます。
向かい側には、北陸本線を第三セクター化したあいの風とやま鉄道の521系が停車していました。
2編成を連結した際に連結面間への転落を防ぐため、先頭車にも転落防止幌が設置されています。なかなか物々しい前面形状になってはいますが、JR西日本が編み出した意欲的な取り組みです。
…高速走行時の空気抵抗なんかは大丈夫なのでしょうか?
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食事は大阪に着いてからと決めているので、空腹で仕方がないものの酒とチータラでごまかします。
酒は新潟駅で十日町の日本酒をセレクトしてきました。東京では見たことがありませんが、案の定唸ってしまうほどおいしい。米と水のおいしいところからできる日本酒は最高です。
飲んでしまうのが惜しくてチビチビとやっていたものの、20分が経つ頃にはわずかな酒とつまみが底をついてしまいました。
夜のサンダーバードは車内販売もありませんから、ひたすら耐え忍ぶだけ。683系4000番代のモーター音だけが唯一の楽しみです。
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定刻通り大阪に到着しました。金沢からおよそ2時間半、道中は当たり前ですが真っ暗で何も見えませんでした。
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乗ってきた車両はリニューアル編成。乗っていた感じでは従来車との違いは感じられません。
外見は窓の縁取りがグレーから黒へと変わり、連続窓のような一体感を演出しています。側面のTHUNDERBIRDのロゴは飛ぶ鳥をイメージしたイラストへと変わり、連結面をまたいで2領分に描かれる、躍動感のあるものへと変わりました。
今までの良くも悪くも地味だった681系・683系ファミリーが少しおしゃれな感じに変化。JR九州とはある意味対極をなすシンプルなデザインで、個人的には気に入っています。
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大阪駅から梅田駅まで歩き、地下鉄御堂筋線で難波へ移動します。1本後のサンダーバードにすれば金沢で余裕があったのですが、そうするとホテルの門限を過ぎてしまいます。慌ただしく金沢を後にしたのはそれが理由です。
空腹で仕方ないので、ホテルに荷物を放り込んでからすぐそばのラーメン屋へ足早に向かいます。
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24時間営業の「金龍ラーメン」。きつめの香りを放つ豚骨スープは人を選びますが、半分ぐらい熊本の血が流れているあさかぜにはこれぐらいないと物足りません。
メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」の2種類だけ。ご飯と薬味(キムチ・ニラ)はセルフサービスでおかわり自由です。薬味は両方ともかなり唐辛子がきいており、お腹の弱い人は食べ過ぎると翌日腹痛に苦しむことになるので注意しましょう。
体に悪いとわかっていても、空腹を前にラーメンライスの魅力には抗えません。しっかりご飯を3杯いただき、ホテルの風呂で一息ついたらベッドに倒れ込みます。
朝はまだ佐渡島にいたことが信じられませんが、明日も明日でまた長丁場です。しっかりと休んで寝過ごさないようにしなければ。