あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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白銀の街を歩き食べる~2日目~

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IMG_0180 posted by (C)あさかぜみずほ

予定よりだいぶ早起きになってしまいましたが、目が覚めたのでチェックアウトしてきました。思っていたより寒くはありませんが、それでも冷気が体に突き刺さります。

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始発電車の到着前ですから、空港第2ビルのコンコースは人っ子一人いません。

成田空港は朝6時を回らなければ到着便が来ません。昼間は各地へ向かうバスでごった返す到着フロアも人っ子一人おらず、なかなか貴重な光景です。

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第3ターミナルへの連絡バスのバス停は、去年の夏に到着フロアの中央から右の端っこへ移動。連絡用の道路が新たに設置され、乗車時間が10分から約3分へと大幅に縮まりました。運行間隔の短い日中なら、徒歩よりもバスの方が早く着くようになります。

ちょうどバスが出発の時間だったのと、ターミナルまで急ぐ必要も無かったので徒歩で向かいます。

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第2ターミナルから歩くと15分弱かかりますが、通路は陸上トラックと同じような舗装で歩きやすくなっています。よほど大きな荷物を持っているわけでなければ、徒歩でも問題なくアクセス可能。

配管むき出しの倉庫のような第3ターミナル。

今日は初めてスプリング・ジャパンを利用してみます。

相変わらず中国人利用者はチェックインごときに多大な時間を要して、邪魔なことこの上ありません。なぜ30秒で終わるようなことに、ああでもないこうでもないとやり合わなければ進まないのでしょう。

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「あさかぜ様ですね、ご利用ありがとうございます。お荷物は大切に新千歳空港までお預かりいたします」

なんてくすぐったいぐらい丁寧な対応を受けてしまい、なんだかこちらが恐縮してしまいます。

安い運賃しか支払っていないのですから、「引換証はこちらですね~はいどうぞ~」程度の対応でいいぐらいです。

年末に胃腸を壊していたこともあり、とりあえず今朝はお腹に優しくうどんをいただきます。最近はいろいろな讃岐うどんのお店が林立するようになりましたね。

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空港らしく、厳しくぶっきらぼうな保安検査場を抜けて待合室に腰掛けます。真冬の午前6時ですから、まだ外は真っ暗です。

写真左奥は国内最大のLCCであるジェットスタージャパンがほぼ占有している、サテライト部分。

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冬の恒例行事となっている「条件付き運航」が掲出されています。到着の新千歳空港の天候や視界が悪く、着陸が困難となった場合は成田空港に引き返す、というものです。

大手エアラインであれば近くにある別の空港に、ということをやったりもしますが、運航機材が少なく拠点も限られるLCCでは難しいことです。

とはいえ、空港の航空専門の気象情報(METARといいます)を確認したところ、新千歳の天候は問題なさそう。むしろほぼ同じ時間に出発する広島の方が折からの濃霧で厳しい状況になっています。

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第3ターミナルからバスで10分以上かけて、空港敷地の端の方にあるスポットまで連れてこられました。待っていたのはスプリングジャパンの3号機、JA03GR。このところエンジントラブルと思われる事象で飛行しておらず、欠航が相次いでハラハラしていました。

ようやく3日ほど前から運用に復帰し、なんとか無事に出発まではこぎ着けました。

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オプション料金を払って足下の広い座席を予約しましたが、座ってみてびっくり。想像を超えて広い…!短足のあさかぜには使いこなせない空間です。

これで荷物の預け入れ料金も含めて7,800円かそこらの運賃しか払っていないのですから、なんだかバチが当たりそう。

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空席だらけの661便新千歳ゆきは整備士に見送られて、滑走路へと向かいます。出発便もこの時間は少なく、スムーズにA滑走路南端からテイクオフ。

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身軽なB737-800はグングンと高度を上げていきます。下に見えるのは貨物地区。左下には本来であれば昨夜のうちに出発しているはずのルフトハンザカーゴの姿も見えました。

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目が覚めたら、すでにだいぶ高度を落としていました。気象情報の通り、新千歳周辺は天候良好。気温は-3℃ということで、札幌よりは明らかに暖かいですね。

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記憶が正しければ、去年の4月以来の北海道。東京都心の繁華街より来る頻度が高いことに笑ってしまいます。

少し早いぐらいに到着してくれたので、ゆっくりとセイコーマートに散歩する時間ができました。

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新千歳空港から快速「エアポート」で2駅、千歳。そこから歩いて10分ほどのところに「セイコーマートふくみや店」があります。

ちょうどお弁当を作っている時間で、少し待てばカツ丼ができるというので待つことにします。「北海道にまで来てコンビニの弁当食べるの?(笑)」と侮らないでいただきたい。

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軽い昼食代わりのお弁当を開けるのは少し待って、千歳のホームに上がります。少し遅れ気味に到着したのは、折り返しの普通夕張ゆき。

まずはこの列車に乗って、終点の夕張を目指します。

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南千歳からは大勢のスキー客が乗り込んできました。席は7割方埋まっています。夕張支線なんて自分のようなお名残乗車のマニアしかいないと思っていただけに、ちょっと意外です。

そして早くも2駅目の追分で、本来抜かれるはずの帯広ゆき「スーパーとかち」が遅れているとかでこちらの遅れも確定します。そもそも夕張での滞在時間は17分しか見ていないので、早くも苦しい展開になってきました。

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ついでに札幌ゆき「スーパーとかち」も遅れていて、早くも10分遅れになっています。

まぁでも一人慌てたところでどうにもなりません。腰を落ち着けてカツ丼を開けましょう。

まだあったかいご飯に、カツとタレのかぐわしいにおいが立ち上り、一気に空腹感が増長します。卵もフワフワ、カツはサクサク柔らか。たまりません。

これで価格は450円ですから、へたに駅弁を買うよりもはるかにうまい。この店舗で作る「ホットシェフ」というお弁当は、北海道のセイコーマートならでは。

北海道に来たらセイコーマートのホットシェフを食べなければもったいない、と胸を張って言えるぐらい!

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IMG_0268 posted by (C)あさかぜみずほ

実を言うと、今回の旅行で最も乗り継ぎがシビアなのが夕張です。夕張での乗り継ぎ先は、17分の待ち合わせで北海道中央バスの「ゆうばり号」。JR北海道では無い相手ですから、待ってくれるはずがありません。

しかし、「スーパーとかち」の遅れを被ったせいで、すでに新夕張到着の時点で10分の遅れにまで拡大しています。残された猶予は7分…

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新夕張を発車してまもなく、立派な鉄橋が右方向にそれていきます。これが現在の石勝線のメインルートである、帯広方面への線路です。

今でこそ「夕張支線」と呼ばれていますが、石炭を掘っていた頃はこれこそがメインルート。その栄華を誇った「夕張線」も、いよいよ2019年3月末の廃止がほとんど決まっています。

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ホームからだいぶ離れたところに駅舎がある清水沢駅。この広いスペースには三菱大夕張鉄道が発着し、三菱系の炭鉱から運び出されてくる石炭を集積していました。

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わずかに遅れを取り戻し、9分弱の遅れで終点の夕張に到着。南千歳から乗ってきたスキー客は案の定ここが目的地だったらしく、ほとんどの人が乗り通してきました。

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カフェがメインになっている夕張の駅舎。おそらく千歳あたりまでのきっぷだったら、ここで委託販売をやっているのかもしれません。

幸いここの窓口にお世話になることなく、駅前に停車している札幌駅前ゆきの北海道中央バスに乗ることが出来ました。

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バブルの遺物の雰囲気を強く見せる、「ホテルマウントレースイ」。スキー場自体は石炭を産出していた頃からあったようですが、ホテルそのものは1988年にコースと併せて莫大な費用をかけて建設・改修されました。

紆余曲折を経ながらもなんとか現在ももっているマウントレースイリゾート。見たところそこそこの利用者が来ていますし、空港や札幌からのアクセスを見直してなんとかならないのかという気もしますが…

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テルマウントレースイを前にすると、夕張駅の存在感はオマケみたいなものです。

ちなみに北海道中央バス「高速ゆうばり号」も、札幌から1日3往復のみ。夕張という街の規模から見ても致し方ないとはいえ、冬のスキーリゾートシーズンでこれっぽっちの本数というのも寂しいものです。

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10分も遅れた鉄道に比べ、定刻通りに札幌に到着した「高速ゆうばり号」。途中寝ていたので記憶が曖昧ですが、座席は半分も埋まっていなかった様子。夕張への需要なんてバス1台にも満たないんですねぇ…

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札幌駅でつまみと飲み物を買い、ホームへと上がります。危なかったとは言え無事に高速ゆうばり号への乗り継ぎが成功し、狙っていたとおりの列車に間に合いました。

網走ゆきの「オホーツク」6号に乗車します。今後貴重になっていくであろう、キハ183系0番代中心の編成です。

「北斗」系統へのキハ261系投入によって置き換えが予想される初期の車両ですが、半室グリーン車の設定はキロハ182型0番代しかありません。このグリーン車の扱いをどうしていくのか、マニアとしては気になるところです。

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IMG_0298 posted by (C)あさかぜみずほ

隣に停車しているのはキハ261系1000番代の新塗装。この車両はもともと「スーパーとかち」用に投入された車両ですが、現在増備している「スーパー北斗」用の車両からは車体傾斜装置がついていません(従来車も撤去済み)。

今までの青い塗装では「Tilt261」のロゴを「HET261」に直していますが、どうやら新塗装ではHETロゴすらつけない方針のようです。

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IMG_0305 posted by (C)あさかぜみずほ

乗るのはやはりグリーン車。普通車指定席の倍の料金がかかりますが、5時間半の移動を少しでも快適にしたいのと、中国・韓国の観光客や、酔っぱらいのオッサンどもが放つ喧騒から離れるというのが最大の目的です。

狙い通り、程よく埋まったグリーン室内には物静かに座る人だけ。静寂はカネで買うものというのは少し悲しいところですが。

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網走産の小麦を使った地ビールが「ホワイトエール」。平成28年3月に発売されたばかりの新しい製品です。

味はと言うと…まぁ確かにビールではありますが…発泡酒という分類の通り飲みなれたビールの味ではありません。というか、なんとなくしょっぱい?不思議な味がします。

ビール苦手な女性に人気だそうですから、北海道に行ったときはいかがでしょう。

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岩見沢の車庫には日高線用のキハ40がしまわれていました。鵡川から先、日高線の3/4以上がダメになっている現在、使い所がありません。

その日高線鵡川~様似間はバスへの転換がほぼ決定しており、JR北海道の厳しい現状と、沿線の鉄道需要の低さが浮き彫りになっています。

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札幌のベッドタウンである岩見沢を過ぎれば、沿線の建物はまばらになります。このあたりは人口密度にしても100人/平方kmを下回っています。

そのような状況でJR北海道の経営が行き詰まるのも当たり前。営業努力だの人件費だのでJRに責任を押し付けるのは簡単ですが、少し広い視点を持てば企業努力だけではなんともならない状況にあります。

国鉄分割民営化に端を発するとはいえ、この状況に至る前に手を打つことは何かなかったのだろうかと考え始めるとキリがありません。

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一部の間では話題の、滝川駅前「スマイルビル」。駅前再開発ということで作られた商業ビルでしたが、郊外への大型店舗出店で現在は風前の灯。どうやら2017年3月で多目的ホールも閉館になるらしく、ますます寂しさに拍車がかかります。

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旭川をすぎるといよいよグリーン室内の乗客数は5人程度になりました。1列に1人いるかいないかです。こちらもやることがなく、ケータイで電子書籍を読んでいると

「これから乗車する方いないので、他の座席もご自由にどうぞ」

と検札に回ってきた車掌さんに告げられます。

ありがたく1人がけと2人がけの座席を行ったり来たりしてみますが、外は真っ暗で景色も何も見えません。走行音は雪に吸収されてわずかなエンジンの唸りが聞こえるぐらいで、列車の中にいることを忘れそうです。

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北海道の中で最も広い自治体、北見市の玄関口が北見駅。人口10万を超えるそこそこの都市です。

ここでもパラパラと人が降り、グリーン車以外でもほとんどが空席になりました。

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IMG_0342 posted by (C)あさかぜみずほ

終点、網走に到着しました。冬の北海道は遅れて当たり前と思っていたので、定刻通りに到着したことにむしろ驚きます。網走の駅に止まるスラントノーズのキハ183なんて当たり前の光景でしたが、これもいつまで見られるのやら。

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定刻通り網走に到着したのですが、一つ誤算が。元々駅から歩いてすぐのところにある、「かに源」という回転寿司のお店で夕食を取るつもりでした。

が、「食べログ」をよく見てみると、今日まで臨時休業という事実を1時間ほど前に発見。今夜は海産物のつもり満々だったので、不意を突かれて動揺します。

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とりあえずホテルにチェックインし、身軽になってから2番目の候補のお店へと向かいます。駅から徒歩7分ほどの「北海ホテル」です。

素泊まり1泊3,000円ちょっとでこれだけの設備が整っていて、これまた申し訳ないぐらい。北海道らしく、すでに暖房は充分に効いていて暑いぐらいです。

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というわけで、2番目の候補にしていたお店で夕食にしましょう。来るときに飲んだ「ホワイトエール」のメーカー、網走ビールが運営する焼き肉店です。金曜日の夜で混雑を予想しましたが、案外あっさりと6人用テーブルに通されます。

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網走に来たのですから、やはりこのビールを飲まなければ。

流氷ドラフト。

パッケージカラーでは水色のビールですが、いざ目の前にジョッキで運ばれてくると水色…というのは少々厳しい色です。割とグレーに近い感じ。

肝心の味は…まぁビールです。サッポロクラシックのような北海道の正統派ビールを期待すると、???という感じになります。どうにもあさかぜはこの網走ビールというメーカーとは合わないのかもしれません。

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一方で焼き肉と温かいご飯の組み合わせは、もう言葉に表せない喜びです。数種類のお肉がセットになったメニューもありましたが、せっかくなので自分の食べたい部位を別々に注文することにしました。

明日まで我慢しきれなかったので羊肉も注文です。

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おいしいお肉を堪能し、デザートは道民御用達のセイコーマート。初日から北海道を満喫しています。

観光に縁の無い旅行の仕方をしている自分にとって、ご当地の食べ物は非常に重要。社会人になってから意識するようになりましたが、ご当地のおいしい食べ物にはお金を惜しんではいけないのです。

ホテルの大浴場で体をきれいにして、明日の旅程に備えます。それにしても北海道の冬の部屋は暑い…