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ガトウィック空港でのスポッティングを終えて、ロンドンの市内へと観光に向かいます。
ガトウィック空港駅からロンドン市内のビクトリア駅まで、日中は15分に1本「ガトウィックエクスプレス Gatwick Express」という列車が出ています。
市内中心部までは30分ほどの所要時間です。
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イギリスの鉄道はややこしいのですが、日本のJR以上に様々な会社に分割されています。線路を保有する会社、線路を保守する会社、駅を運営する会社、列車を運行する会社…日本の国鉄分割民営化を勉強してから上下左右に分割した結果、非常に複雑で連携の取れない状況になっています。
このガトウィックエクスプレスもテムズリンクという会社が運行していますが、線路は他社のものを借りて走っています。
あまりに分割されていてわけがわからないので、「ヴァージントレイン」のように、結局は大企業が上下まとめて運営権を手に入れて運行している例も少なくありません。
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ビクトリア駅でちょっと遅めのお昼ご飯にします。
至って標準的なパスタですが、イギリスの物価の高さが反映されて結構な値段です。飲み物も日本のようにタダで水が出てくるわけではないので、別途注文が必要。パスタ3つ＋サラダ＋炭酸水1本で合計4,500円程度でしょうか。
イギリスの場合、レストランやファーストフードの店内で食事をすると、それだけで上乗せの料金が取られます。安く済ませるならテイクアウェイ（持ち帰り）にするのが鉄則。
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ビクトリア駅からバッキンガム宮殿まで歩いてみることにします。古めかしい下半分に対して、近代的なガラス張りの建築が特徴的な駅舎です。ヨーロッパでは珍しい造りではなく、地震がないとこういう文化になるのでしょうか。
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ヒースローからガトウィックへ行ったのと同じタイプのバス。
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こちらは2010年に導入が開始された最新型のロンドンバス「ルートマスター」。このタイプのバスから、行き先表示が黒字に黄文字から白文字へと変更され、視認性が向上しています。
日本でも古いロンドンバスを愛好家が持ってきた例もありますが、現在のものは高さが4m半近くあり、車幅も2.5mを超えているため、そのままでは日本国内を走ることはできません。
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バッキンガム宮殿に到着しました。毎日昼頃に行われる衛兵交代式が有名ですが、観光シーズンを外れる秋から冬にかけては隔日になっています。
今日はとっくに交代式が終わっていたので観光客は少ないものかと思っていましたが、柵の周りは衛兵を見ようとする人たちでそれなりに混み合っていました。
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その衛兵がこちら。夏は軽装になるそうです。
しばらく眺めていましたが微動だにしません。さすがといった貫禄ですが、鼻がムズムズするとか頭がかゆいとか、そうなったらどうするんでしょうね…
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宮殿の門の目の前には、クイーン・ヴィクトリア記念碑が建立されています。言うまでもなく、イギリスの黄金期を築き上げたヴィクトリア女王をたたえたものです。1911年に建てられたものとのこと。
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宮殿のすぐ北側にあるグリーンパークを抜けて、繁華街に通じるピカデリー通りの方向へと向かいます。
ちなみに結構寒いです。10月の最高気温は15度に届かない程度。朝夕は1ケタまで冷え込みます。現地の人たちは昼間はさして暖かそうな服装はしていませんが、日陰に入ると結構寒いのです。
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グリーンパークを通り抜けてきました。
左側の芝生には貸し出しのイスがあり、思い思いに日光浴をしています。まぁ商売がうまいというか何というか、右側の小屋で利用券を購入しないとこのデッキチェアは利用できません。料金は1時間で￡1.6だったような気がします。日本円にして200円ちょっとでしょうか。
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ピカデリー通りへ出てきました。「ピカデリーサーカス」は有名ですが、ピカデリー通りとの交差点にできた広場のことをピカデリーサーカスといいます。そこはこの通りをまたしばらく進むとあります。
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ロンドンと言えば有名なのがロンドンタクシー。ごくたまに別の車種がいますが、ほとんどすべてがこの「ブラックキャブ」と呼ばれる車両です。
最小回転半径は3.8mと軽自動車並み。イギリスの自動車番組「Top Gear」によれば、ロンドンの高級ホテル「サヴォイ・ホテル」のロータリーを回るために必要だったとか。
ドライバーもプロ中のプロ。ブラックキャブの運転士になるためには、3～5年にわたって勉強し、ロンドン中心部の道を名前も含めすべて覚えなければなりません。これができないと、世界一難しい試験と言われる「The Knowledge（直訳すれば「知識」）」をクリアできません。
こうしてあまり気づかないようなところにも、突き抜けた専門職が存在するのがイギリスらしいところです。
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1707年に創業された歴史ある百貨店、「フォートナム＆メイソン Fortnum & Mason」（略してFortnum's）へと向かいます。ロンドンの老舗百貨店と言えばハロッズHarrodsが有名ですが、ここFortnum'sはさらに100年以上の歴史を誇ります。
雰囲気に圧倒されて肝心の建物の写真を忘れてしまったので、そこはググってください。
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Fortnum'sの向かいにあるのが王立美術学校。これも1769年に開校というとてつもない歴史を持つ学校です。現在は実質的に大学院として機能している模様。
美術展も行われており、一般の人でも見て回ることができるようです。
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夕食はホテル近くのインド料理屋で売っていたチキンマサラミール。わかりやすく言えばチキンカレーライスです。
柔らかいチキンに、独特の食感と風味が楽しめるインド米。そこそこ量があって700円程度なので、イギリスでは良心的な価格です。明日はまた1日中スポッティングの予定。
