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なんかつい1ヶ月前ぐらいにも羽田空港へ来ていた気がしますが、またやってきました。前回と違い、天候は雨。気温も低く、寒々しい旅のスタートです。
今日はエア・ドゥの利用ですが、マイレージの関係から第2ターミナルのANAのチェックインカウンターへ。手元のキャリーケースを預けに向かいます。
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ANAのカウンターには見慣れない機械が口を開けて並んでいました。預け入れ手荷物の受入機なんだとか。今や手荷物まで全自動なのか…!
口の中に荷物を入れて、ANAのマイレージカードを読み取り部に近づけると、搭乗予定の路線や名前が出てきます。注意事項などを確認し、機械からはき出されるタグをキャリーケースの持ち手に通します。
あとは最後の確認ボタンを押せば、口が閉まって自動的に荷物が運ばれていく仕組み。これはすごい。
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あとは手荷物を持って保安検査場へ行くだけ。チェックインも保安検査場にある機械に、カードをピッとやればおしまい。新幹線と同じぐらい気楽になりました。
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今日の機材はボーイング737-700。10月にANAから移籍してきたばかりのJA16ANです。旧エアーニッポン時代には背面飛行という、アクロバットなトラブルも起こした経歴を持つ機体。
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写真手前側がそのJA16AN。エア・ドゥに移籍してきたのは2015年12月、つい最近の話です。この写真を撮ったのは2015年10月なので、まだANAに在籍していた頃です。
この頃はANAとエア・ドゥの機材更新で行き来が激しいので、気がついたら色が変わっていたなんてことも時々あります。
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いつも通り、主翼の少し後ろの座席に座って出発を待ちます。シートはスカイマークのB737と同じレカロ製ですが、向こうは革張り、こちらは布張り。座ってしまえば違いなんてわかりません。
窓には雨粒が当たります。景色は見えないも同然…
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羽田空港を離陸すると、まもなく雲に突入。いよいよ窓の外は真っ白で何も見えなくなりました。
と同時に襲い来る睡魔。
例によって明け番なのですが、最終列車間近に泥酔客が引き起こしたトラブルで、ただでさえ少ない睡眠時間が削られてしまいました。そのせいで余計に眠い…
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気がついたら飛行機はどこまでも続く雲海の上を飛行中。のども鼻もカラカラですが、まもなくドリンクサービスが始まりました。
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熊の顔が描かれた紙コップで提供されるリンゴジュース。北海道にちなんで、熊がモチーフのエア・ドゥのオリジナルキャラクター、ベア・ドゥです。
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ちゃんと主翼のブレンデッド・ウイングレットにも描かれています。
ベア・ドゥのぬいぐるみやアメニティなど、機内で購入できるグッズもあります。
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ガシガシと揺さぶられたものの、定刻通りに女満別空港に到着。真っ白な景色を見ると、いよいよ北海道に上陸した実感が湧きます。
北海道の翼エア・ドゥから降り、出てきたキャリーケースを受け取ってターミナル前のバスに乗り込みます。思いの外車内は空席だらけ。外国人の姿もちらほら。
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網走湖のワカサギ釣りなんかを眺めつつ、40分ほどで終点の「道の駅 流氷街道網走」に到着しました。ここには流氷観光船の「おーろら号」の発着場も併設。
流氷観光とはいえども、残念ながら流氷はまだ網走の手前100kmほど。とても見える場所にはないので、ただの遊覧航海に。料金は800円割引の2,500円になり、ちょっとラッキーだな、なんてこのときは思っていました。
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羽田で丸亀製麺に入って以降何も口にしていないので空腹です。夕方の駅弁まではさすがに我慢できないので、2階のレストランでかにめしを注文。
窓からも伝わってくる冷気の中、ご飯と味噌汁の温かさが身にしみます。少々量は少ないですが、まぁ650円ならこんなものでしょう。カニもご飯も味がしみています。
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あっさりと食べ終わって降りてくると、まあ予想通りと言いますか、中国人の群れが到着していました。観光バス3台分ぐらいはいるでしょうか。
連中は団体扱いなので、遊覧船への乗船も彼らが先。あさかぜのような個人旅行客は日本人であっても後回しです。それ故、船内の座席という座席はやかましい中国人とわずかな韓国人に埋め尽くされ、座る場所なんてほとんど残っていません。
そんなクソクラエな状況で船は出航します。
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室内にいても騒がしいので、極寒を承知の上で展望デッキへ出てみます。例によって大陸の連中がこれでもかとばかりにひしめいています。あさかぜが階段を上がっているのに、そのど真ん中でケータイのカメラを構えている若い女は道を空けようとすらしません。不愉快極まる。
ちなみに写真はアザラシ。ほとんどわかりませんが。
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出港から10分も経たないぐらい、まだやっと港を出た頃ぐらいには、すでにこの遊覧船に乗ったことを後悔し始めます。
この頃日本中にどこからか湧いてくる中国人韓国人の観光客の何が気に食わないかって、マナーのかけらもないこと。群れて騒いで人の進路の邪魔をする。自国の流儀はよその非常識という認識があるわけがありません。
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やがて船にカモメがついて飛ぶようになります。これも中国人観光客がまくパンが目当て。
船の放送では、「鳥インフルエンザ防止の観点から、カモメにエサはあげないでください」と流しています。日英中韓の4カ国語で。もちろんお構いなし。
手に持ったパンをカモメに食べさせている連中ばかり。呆れて言葉も出ません。
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結局しばらく外を眺めた後、和牛肉まんとやらを食べてから船内へ。隅の方に空いていた座席に腰掛け、羽田で買ったイカロス出版『旅客機年鑑』を読むことにしました。何しに網走の遊覧船に乗ったのやら…
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約1時間の遊覧を終えて、発着場に戻ってきました。遊覧と言うよりはただの中国人の愚行を眺めるだけの無益な時間。2,500円を自らの意思でドブに捨ててしまっただけです。
残念ながら何の思い出にも残らなそうです。
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なんとも苦々しい思いで遊覧船を降り、バス停へ。中国のバブルが崩壊して、日本に悠々と大挙して遊びに来られなくなってから、網走の流氷を眺めに来ましょうかね。
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予想できたことではありますが、バスの車内も日本語ではない言語でいっぱいです。バスの運転士さんも言葉が通じずに少々困り気味。
金を落としていくので商売的にはいいかもしれませんが、現場だったり日本人の観光客からしてみればいい迷惑です、本当に。
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網走駅に到着すると、中国人の群れは周辺のホテルなどに消えていき、やっと心落ち着く時が来ました。駅に入り、札幌ゆきの特急「オホーツク」8号の改札開始を待ちます。
ついでに鉄道旅行の醍醐味の一つ、駅弁も購入。これは車内で開けることにしますので、今はお楽しみ。
新幹線の開業まであと2ヶ月を切り、駅構内は新幹線一色。ちなみに3月22~25日は、北海道新幹線の列車運行管理システム「CYGNUS」への切り替えのため在来線の列車は全て運休。「スーパー白鳥」も「はまなす」も、21日が最後の列車になります。
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17時頃、改札が始まりホームへ入れるようになりました。目の前の1番線に17:22発の特急「オホーツク」が停車中。ガラガラとエンジンのアイドリング音が響きます。
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遠軽まで最後尾、遠軽から札幌まで先頭に立つのはスラントノーズ。今や定期列車ではオホーツクのみに充当される貴重な0番代です。
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一方、遠軽まで先頭に立つのはN183系と呼ばれる500番代。少し前までは両端ともスラントノーズが珍しくなかったオホーツクですが、老朽化が進んで片方はN183系が当たり前。
今後「北斗」系統へのキハ261系の投入が進んでいけば、やがて「オホーツク」へもN183系の進出が予想されます。
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今回は奮発してグリーン車を選択。伝統的な2+1列の配置、もちろん選ぶのは1列の独立席です。チビのあさかぜには少々大きすぎるぐらいのシート、シートピッチも十二分です。
荷物を置いても発車まであと10分ほど残されていますので、外を見て回ろうと思います。
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車掌室はグリーン車の一角にあります。片側のドアスイッチは一般人でも触れるような場所にありますが、もちろん普通の人が触っても影響のないようにスイッチは切られているようです。
真冬の北海道のような寒い環境では、窓から顔を出しての前方監視もすさまじく寒いことでしょうね…プロの仕事に頭が下がる思いです。
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キロハという形式が示すとおり、グリーン車と普通車の合造車です。
1両の2/3がグリーン車(ロ)、残りが普通車指定席(ハ)。境目には先ほどの車掌室が設置されています。
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当初は遊覧船に乗らずに網走から釧網本線を南下し、釧路へ抜ける計画でした。ちょうどいい時間に夏季と冬季を中心に運転される臨時列車「摩周&川湯温泉足湯めぐり号」が設定されている…
はずだったのですが、3月に控える減便のあおりをモロに食らい、一足先に廃止になってしまっていました。ますます釧網本線と根室本線東端の乗りつぶしが難しくなります。
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定刻通り網走を発車。時折空席を探して迷い込んでくる乗客(主に中国人)が少々耳障りですが、グリーン車はグリーン車らしい静寂を保っています。
遊覧船に乗る前にかにめしを食べたばかりですが、改めて駅弁のかにめしを開けます。お供はもちろん、北海道と言えばおきまりのサッポロクラシック。
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ご飯の上にカニのほぐした身というのは昼と同じ構成。そこに錦糸卵と味のついた椎茸、昆布が載っています。カニだけでは飽きがちな部分をこれらがうまく補っている感じ。
冷めてもおいしいようになのか、カニの身も味付けはちょっと濃いめ。所々カニの軟骨が当たるのは気になりますが…逆に言えばその辺の水産加工品ではなく、ちゃんと駅弁のお店で加工している証拠?といえるのかもしれません。
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女満別駅に停車。車掌車を改造した駅舎があるだけの寂しいホームです。反対側には図書館併設の立派な駅舎(でも無人駅)があるのですが、このときは気づきませんでした。
ご飯を食べ、お酒も飲み、明け番とくればもはや睡眠待ったなし。実は1週間後にちょっとした試験を控えていて勉強道具は持ってきていたのですが、もはやそんな場合ではありません。
途中の遠軽で進行方向が変わります。下り「オホーツク」が鹿をはねたという北海道恒例のイベントにより、行き違い遅れ。
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遠軽発車時は8分の遅れだったのですが、終点の札幌に着く頃には15分まで拡大していました。全く回復運転をする気配もない走り方でしたが…
網走ではガラガラだったグリーン車も、旭川からはほぼ満席に。冬の道内特急の高い需要がうかがえます。グリーン車ですら満席だったのですから、指定席や自由席はかなり混み合っていたことでしょう。
初日の〆にラーメンを食べ、すすきののカプセルホテルにチェックイン。疲れを癒やして明日に備えます。