あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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SIGMA APO 50-500mm

ついに手を出してしまいました。超望遠の世界に。

純正の望遠レンズ(HD PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED WR)を使っていましたが、「あともうちょっと欲しい…!」という場面もたまにありました。普段はF8まで絞って使っていますが、とてもきれいな写真が撮れます。

とはいえ、このレンズは2013年発売とはなっているものの、元々は2008年に設計された同じ焦点距離のレンズがベース。レンズのコーティングを変更し、簡易防滴構造にして再び出たのがこのレンズなのです。

それゆえ、この頃では割と当たり前になっているレンズ側のオートフォーカスではなく、昔ながらのボディAF。旅行時に持ち歩いているPENTAX-DA 18-135mmはレンズ内DCモーターによるAFですが、合焦速度は歴然とした差があります。あとは本体側のAFモーターが「ウィーンウィーン」と騒がしい。

たまたま先輩がいつの間にかキヤノンの70Dから7D MarkIIに変えていたのを見て、「俺もちょっとレンズを見ようかな…」と会社帰りにヨドバシカメラのカメラコーナーへフラッと出かけたのでした。純正の超望遠(*HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-6.5ED DC AW)はお値段23万円ととても手が出せるモノではありませんが、SIGMAの50-500mmなら10万円を切っているのでなんとかなりそう。

ですが、大手のオンラインショップを見ると、PENTAX用は軒並み「在庫切れ」「お取り寄せ」となっていて、PENTAXというメーカーのマイナーさを否が応でも感じざるを得ません。とりあえずカウンターへ行って、店員さんに聞いてみることにしました。

あさかぜ:あのー、SIGMAの50-500のPENTAX用って納期はどれぐらいなんでしょう?

店員:PENTAX用ですか…ちょっと聞いてみます。

~数分後~

店員:お待たせしました。PENTAX用は店舗にはどこも在庫はありません。

あさかぜ:でしょうねぇ。

店員:メーカーにも確認したんですが、未定とのことです。

あさかぜ:未定?

店員:ええ。PENTAXのマウントのツメの部分を作るのが難しいらしくて、あまり数が出てこないんでそうです。なのでちょっと納期がわからないということで…

あさかぜ:そうですか…とりあえず注文だけってできます?

店員:もちろんです。

当分は入荷しないでしょうし、それまでにお金を貯めておけばいいやと注文だけは出してきました。2ちゃんねるでは「年明けかもって言われた」「あきらめてマウント変えろ」と書かれていたので、当面来ないだろうと踏んでいました。

2週間後。

眠い眠い残業日勤の休憩時間にケータイを見ると、知らない番号からの着信履歴と留守録。ヨドバシカメラからでした。

「お客様が注文されたSIGMAの50-500mm、PENTAX用ですが、本日入荷いたしましたのでご連絡いたします。取り置き期間は1週間となりますので、お早めのお引き取りをお願いいたします」

想定外に早い入荷に眠気が吹っ飛びます。まさかこんなに早く来るとは思いも寄りませんでした。

というわけでAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを導入。

「ボーナス一括払い」で未来の自分に払わせて、今ここに生きる自分は悠々とレンズを持って帰ってきました。

3456DSCN3456.jpg

ちなみにフィルターは95mmと巨大。8,600円もしました…

3457DSCN3457.jpg

このレンズ専用のソフトケースも一緒についてきました。レンズ自体の長さは22cmほどで、ほぼ55-300mmの倍。めいっぱいズームすると30cm以上の長さになるので、かなり場所を取ります。太さは最も太いところで10cm以上。威圧感はなかなかです。

そして言うまでもなく最大の違いは重量。55-300mmは約502g(レンズフード付き)ほどですが、50-500mmは1,970g(おそらくフード無し)。ずっしりというレベルで済まされるものではありません。

レンズフードは2つ付属。

1つは先端部の花形フード。もう1つはAPS-Cカメラ専用のアダプターで、中に86mmのフィルターがつけられる溝が切ってあります。APS-Cならこれでフィルターの価格を少し抑えることができるわけです。ただこのアダプターまでつけるとかなり長くなるので、つけて撮りに行ったことはまだありません。

ちなみにレンズが重いので、三脚座にはひもを通して首から提げられるようになっていますが…

カメラ本体とレンズにもひもがついているとスマートでないし邪魔で仕方がないので、

DSCN3468.jpg

このように三脚座を逆につけて、カメラのひもを肩にかけつつ重量は三脚座を持って支えるようにしています。カメラ側を持つとレンズが重くてマウントに負荷がかかってしまいます。

DSCN3466.jpg

本体に3カ所あるスイッチ。

左はレンズが勝手に飛び出さないようにするためのロック。広角側に固定したときのみロックがかかります。

右側上はオートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替え。カメラ側でもスイッチ一つでできますが、どちらにしろあさかぜにはあまり必要のない機能ではあります。

その下は手ぶれ補正のスイッチ。OFFはOFF。1は上下左右の手ぶれを補正する通常の手ぶれ補正。2はは上下のみ補正をする、流し撮り用のモード。PENTAXはカメラ側に手ぶれ補正がついていますが、このレンズを使うときはカメラ側を切っています。

2度ほど成田空港に持ち出してみました。

今まで撮れなかった画角で撮れるのは新鮮ですが、それよりAF速度が速まった恩恵がかなり感じられます。非常に満足のいくレンズですが、やはり取り回しのつらさだけはどうにもなりません。

撮った写真は…いつになるかわからない撮影記で。