あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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Cクラスの魅惑

先日久しぶりに乃木坂にある「メルセデス・ベンツ コネクション」を訪れました。最後に行ったのはもう1年以上前。地元のクルマ好きの友人と行って以来です。

ここのうれしいところは、指をくわえてメルセデスのクルマを眺めるだけでなく、「トライアルクルーズ」といって実際に運転できるところ。逆立ちしてもメルセデスを買えない、あさかぜのような庶民には夢のような場所です。

しばらく行かないうちに、試乗の条件が厳しくなっていました。

AMGモデルの運転は25歳以上。未満は同乗試乗。

・左ハンドル車は継続して半年以上運転している人のみ。

・一部のモデル(AMG GTやS マイバッハなど)は同乗試乗のみ。

こうした条件が付けられていました。

今まではC63 AMGだとかSLS AMGだとか、リストにあるものは運転させてくれましたが…今思えば貴重な体験をしていました。

知名度が上がって試乗の人が増え、軽微でも事故の起こることが増えたのでしょうかねぇ。その辺についてはさすがに教えてくれませんでした。

ともあれ、一緒に行った先輩は「ゲレンデ」ことGクラスを選択。

あさかぜは将来の億が一ぐらいで乗れるかも知れないC180のステーションワゴン・スポーツを選択。現行Cクラスの中では一番パワーの小さなランク。

下から2番目とはいえど、さすがに「ベビーSクラス」も謳われるだけの貫禄。車幅も先代のCクラスよりも5センチほど広がって堂々の1.8mオーバー。日本で使うにはだいぶ大きくなりすぎた感じがあります。

座ってみれば、予想以上に低い着座位置。

ダッシュボードの位置がだいぶ高いので低く感じますね。フロントガラスの上下がかなり狭くなってます」

というメルセデスのお兄さん。

何となくこの前方への圧迫感はあるものの、さすがにクルマの作りはメルセデス。隅々までかっちり作ってあります…

そう見えて、左後ろの座席が「ロックされていません」と警告表示が出っぱなしでした。こういう地味なところの電気系統のトラブルが輸入車の怖いところです。

運転席周りはいつものメルセデス。2つのアナログメーターの真ん中に、車両の状況を示す液晶画面。「左リヤシートがロックされていません」しか出ていませんでしたが。

シフトレバーの位置にはいつものコマンドシステムのコントローラーが置かれ、シフトレバーというかスティックはハンドルの右側。

ウインカーとワイパーはハンドル左のスティック1本にまとめられ、その下にはクルーズコントロール用の細いスティックも。

スイッチだらけで「なんだこりゃ」となるこの頃の日本車に比べたら、ずいぶんシンプルに作られています。もちろんスティック1本1本が高機能なので、これも慣れが必要なのには代わりありません。

動かしてみれば、やはり静かなノーマルモデル。エンジンは1.6L直4、低圧ターボが動き出すまでの間は重苦しい感じは否めません。あっさり隣のミニバンに抜き去られました。

走り出せば快適そのもの。静かで揺れず、小回りも利く。1.8m超の車幅を感じさせません。

停車時はメルセデスお得意のブレーキホールド機能でブレーキから足を離していてもOK。後方からの車両接近も、ドアミラーとメーター付近の画面で音声とともに警告を発します。

ダッシュボードには小さなプロジェクタがあり、フロントガラスに速度や通りの名前を表示していました。ナビゲーションにすれば、経路案内をしてくれるのでしょう。

地味に感心するのはハンドル。以前乗ったSクラスでもそうでしたが、低速時は操舵がしやすいように軽くなっています。が、速度が上がるにつれてハンドルが重くなるのがはっきりわかります。もちろん意図的に設定しているもので、そこら辺もメルセデスらしい安全への気配り。

トライアルクルーズは20分ほど。その時間でも十二分にメルセデス・Cクラスの魅力は伝わってきました。いつか所有したいと強く願わせる、強烈な魅惑がそこにはありました。

試乗後のアンケートに、わざわざCクラスの見積書を挟んでくれていました。

632万円

…まぁそりゃそうですよね。これだけ至れり尽くせりの装備がついて、300万円なんてそんなおいしい話があるわけありません。

国産車の倍ぐらいの値段がつくわけです。それでも「いやこれはすごい。かける価値がある」と思わせるCクラスの魅力。いつかきっと、手を出せる立場になってみたいものです。