久しぶりに友人と会い、近所の中古車展示場にクルマを見に行ってきました。某大手中古車販売店が用意している大型の展示場で、大小様々なクルマが使用目的別に分けられて展示されています。
新車ディーラーに行って試乗するのも楽しみですが、様々な国やメーカー、年式のクルマを一度に見ることのできる大型展示場はもっとワクワクします。
そこではQRコードを撮影して詳細な価格や情報を閲覧できるようiPadを貸し出してくれるのですが、来店履歴が管理パソコンの方にしっかりと残っているようです。
「あさかぜみずほ様ですね。あっ、毎月一度は来てくださってますね」
iPadを借りない時もあるのでおそらくそれ以上の頻度で来ている計算になります。なんとも恥ずかしい。これだけ展示場に通いつめておきながらクルマを買って行かないのですから、販売店からすればちょっと面倒臭いヤツと思われているのかもしれません。最初と違って、店員のお兄さんもついてきてくれることはなくなりましたしね。
しかしこの展示場はクルマの入れ替わりもだいぶあるため、眺めているだけで楽しいものです。普段あまり目にすることのないクルマや、逆にしょっちゅう見かけても自分では触ったり乗ったりする機会のないクルマなど、クルマ好きには美味しい環境です。そりゃ月に一度は通いますよ。
ウィンドウショッピングと一緒で、クルマも友人と一緒に「あれがダメだ」「ここはいい」などと語りながら眺めていると、どんどん物欲が湧いてきます。止めどなくムラムラと。運転席に座って自分で運転するシーンなんかを想像しちゃったりして一人で悦に入るわけですが、やはり自分が買えるクルマかどうかというのは最終的に見極めなければいけないのが辛いところ。
自動車本体の価格もさることながら、やはり響いてくるのが税金や保険といった維持していくためのお金。排気量の大きいクルマは税金に響いてきますし、スポーツカーや輸入車は保険料がだいぶ高くなります。
以前から心奪われているフォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアントを、試しに全労済の「マイカー共済」のウェブページで計算してみました。月々の保険料が目玉が飛び出るほどの金額。
あれほど国産車に近いレベルの市民権を得ているにも関わらず、しかも数もかなり出回っているクルマであるにも関わらず、加えてエンジンの排気量は1.4リッターで素晴らしく低燃費にも関わらず、月々3万円超という結構なお値段。たまにしか見かけない、トヨタの逆輸入車アベンシスワゴンよりも1万円近く高くなります。
アベンシスに至っては燃費も劣り排気量も2.4リッターあり、しかも英国からの逆輸入車であるにもかかわらずです。これが国産車と輸入車の違いかとまざまざと見せつけられます。
最初の方に前出の展示場に行った際、スタッフのお兄さんに言われた言葉を思い出しました。
「1台目から外車に乗るっていうのはかなりの冒険ですよ」
やはり、自分が若いうちに持つクルマは高望みをしてはいけないということですね。
自分の気になるクルマをピックアップしてみました。この中から自分の身の丈に合い、維持していくことのできるクルマに出会えたらなといろいろ探してみたいと思います。
■トヨタ
・カローラフィールダー…5ナンバーサイズのステーションワゴン。サイズも手頃、信頼のカローラブランド。何をするにも無難?
・アベンシスワゴン・セダン…トヨタでありながら欧州製(UKからの逆輸入)という点が魅力的。現行型はカッコいいけど大きい。
・カムリ…前モデルのガソリン車。若者向けではないか…
■日産
・ティアナ…デザインや快適性は素晴らしい。燃費もさることながら、2.5リッターV6でFFじゃ、いくらなんでもフロントが重すぎると思う。
・シルフィ…手頃なサイズで上質な感じ。ただ1.8リッターでエコカー減税もなしで、お得感に欠ける。日産も明らかに売る気がない。
■ホンダ
・フィットシャトル…マイナーチェンジごとにどんどん装備がよくなる。HVは1.3リッターIMAでパワー不足。乗るなら1.5リッターのガソリン。
■マツダ
・アクセラスポーツ…SKYACTIVの技術は魅力的。後部座席が多少狭くても、走らせるのはすごく楽しい。
■スバル
・レガシィB4…室内の広さは抜群。2.5リッターのトルクフルな感じも素敵。ただアイサイトつきは中古でも値段高すぎ…
・インプレッサG4…同上。取り扱いしやすいサイズだけども、やはり値段が高い。
・ゴルフヴァリアント…上質感あふれるステーションワゴン。燃費の良さも魅力的。あとは信頼性の問題?
・パサートヴァリアント…現行モデルのかっこ良さは反則。ただし大きいし高い。
■ボルボ
・V40…全方位に安全なクルマ。至れり尽くせりな装備。中古車が出回って値が下がるのはまだだいぶ先だと思う。
ま、こういうのは悩んでいるうちが一番楽しいって言いますよね。