23日に「Nexus7」とかいうタイトルで日記を書きましたが、その後あさかぜのスマートフォンの調子が突然悪くなりました。
ドコモの「富士通・ARROWS V（F-04E）」に今年1月に機種変更したばかり。実は3月半ば頃に一度ロック画面が機能しなくなるというトラブルがあったので初期化しています。わずか5ヶ月でまた初期化が必要と思われる事態。
…しかし年に2回も初期化をしなきゃいけないなんて、ボロいパソコンですら聞いたことのない話です。
ひたすら再起動を繰り返すARROWS V。
当初は過熱によるものかと思い、電源を切った上で充電をしてみたのですが、冷房がキンキンに効いた環境でも再起動を繰り返します。調子が良い時は5時間ぐらい再起動なしでいけるのですが、調子が悪いときは待受画面が表示された瞬間に再起動へと突入しています。5分間で3回再起動なんてザラ。
インターネットで調べたところ、同様の症状を訴える人もいました。その中の助言に「起動中にバッテリーを強引に抜けば治る」というものがあったので試行。確かに治りました。その晩は。
昨日、もとい今日の未明1時45分頃に例によって勝手に再起動したようなのですが、そのあと画面がついたまま完全にフリーズしていました。朝目が覚めてケータイを見ると、画面の時計が1:45を示したままホカホカにフリーズしていました。
当然のことながら画面を触ってもボタンを押してもウンともスンとも言わないので、バッテリーを抜いて強制的にシャットダウン。再度起動したところ、何度目になるかわからない「SIMカードが挿入されていません」。Wi-Fiがあるのでネットはできますが、肝心の「電話」としては使えなくなってしまいました。これは致命傷…
というわけで、開店早々にドコモショップへ。
だいたいこういう時は修理に持って行くと正常に動作して「不具合がわかりませんねえ」と言われるのがお決まり。しかしあさかぜのARROWS Vは優秀でした。きっちりショップのお姉さんの前で、起動直後に再起動というダメっぷりを見せてくれます。再起動から戻ると、一応はSIMカードを認識していました。
お姉さんも現状は見ていたものの、
「ただ修理を依頼する際は、お客様と一緒に初期化をした上でメーカーに渡します。ですので、もしかしたら同じ症状が再現しない可能性もあります」
とは言われたものの、とりあえず診てもらうことにしました。
修理に出す問診や手続き、代替機の手配が終わったところで、いざあさかぜのARROWS Vを初期化します。
「では、こちらの手順に沿って初期化をお願い致します」
と、久しぶりに見る初期化の確認画面が表示され、ボタンをタップ。見慣れたシャットダウン画面が表示されてから、セットアップの画面が表示されます。
…表示はされました。
…ステータスバー動いてなくね？
…本来なら右側に流れていくはずのステータスバーのアニメーションが固まってね？
あさかぜ「あのー…フリーズしてるみたいなんですけど…」
お姉さん「え？」
端末を手に取るお姉さん。
お姉さん「これ、データとかたくさん入っていましたか？」
あさかぜ「いや、データは入ってても3GBいってないです」（※ARROWS Vの内部ストレージは64GB）
お姉さん「…こちらで初期化してメーカーに出す形でもよろしいですか？」
あさかぜ「お願いします」
初期化すらできないARROWS V。過熱したり再起動ループしたりと、以前からの悪評はやはり完全には解決されていないようですね。しかも最も重要な初期化という段階で固まってしまうとか。
だいぶ時間も経っていたので、その後の初期化などはすべてドコモに任せてあさかぜは帰宅。端末の検査や修理が終わって戻ってくるのは9月頭ぐらいとのことです。
ところで、代替機として渡されたのはLG電子の「optimus G」。よく言えばシンプル、悪く言えば必要最低限の機能しか入っていないスマートフォンです。とはいえ、代替機としての機能は十分。とりあえず電話がかけられて、メールが出来て、Twitterができればそれで用は事足ります。どうせ長くても2週間しか使いませんし。
しかしやはり手に馴染んだものというのは手放してみると重要性に気づくものです。画面ロックの解除は富士通製の場合、背面の指紋認証スイッチで操作出来ました。人差し指で端末の後ろのボタンをぽちっと押し、なぞれば待受画面が開けたのです。最初はいらないなんて思っていた機能ですが、慣れてみれば結構便利な機能でした。
果たしてどういった形でARROWS Vは戻ってくるのでしょうか。治っているといいなぁ…
