モラトリアム。
「発達心理学では、知的・肉体的には一人前に達していながら、なお社会人としての義務と責任の遂行を「猶予されている期間」、また、そういう心理状態に留まっている期間をさします。」
「この語が広く一般に使われるようになったのは、1977(昭和52)年に「中央公論」誌に掲載された「モラトリアム人間の時代」からでしょう。これは、当時慶応義塾大学助教授だった精神医学・心理学者の小此木啓吾(1930-2003)が発表したもので、これにより、「モラトリアム」という言葉は、学術用語を超え出て一般にも使われる流行語になりました。」
([三省堂辞書サイト]10分でわかる「モラトリアム」の意味と使い方より抜粋。平成25年3月30日午前0時16分閲覧 http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/028moratorium.html)
大学生はこれを都合よく読み替えて、「ひたすら遊び呆けていい時期」と解釈しているといっても過言ではない気がします。働くことも義務ではありませんし、社会貢献もやりたいヤツがやればいい、といった具合に。特に文系大学生にとって、これほどまで自由が与えられた4年間があるでしょうか。
そんな「猶予」が認められていた4年間が、気づけばもう終わろうとしています。あと48時間もすれば、自分の肩書きは「C大学の学生」から「○○社の社員」へと変わってしまうわけです。恐ろしい。
自分もご多分に漏れずサークルに入り浸り、意図的だったりそうじゃなかったりして授業をすっぽかし、何かと理由をつけては遠くに出かけていた4年間でした。それでもなんとか単位を取れていたのでこうして4月から社会人になろうとしているわけですが…あまりの時の流れの速さと、4月から大きく変わるであろう生活を前に、「もう少しまじめに色々やっておけばよかったかもな」と今更ながら考えている自分がいます。
それはさておき、会社に提出する書類の話。
履歴書やらお役所の確認書類やら、内容もフォームも決まっているものはさほど問題がないわけですが、手元の1枚の紙が最大の難関。
「自己紹介用紙」
そもそも自分でもわけの分からない有様をどう紹介していいのかわからない上に、文字数はたった30文字…当たり障りの無いことを書くのも芸がないし、かと言って変なことを書いたら社内報に載ってしまって恥を晒すし…
このわずか30文字が昨日(28日)から進んでいないという恐ろしい状況。たかが30文字、されど30文字。
「思いついたら書こう…」
なんて思いながら現実逃避をしているうちに、3月も残り2日。そろそろ書かないとまずい。しかしこの乏しい文才からは何も浮かんでこない。
とりあえず明日、もとい今日こそ書き上げてしまいたいところ。
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皆様もこのスペースにどれほどの自分らしいことが書けるか、どうぞ考えてみてください。きっと意外と難しいことに気がつくと思います。