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2年ぶりの三井化学大牟田工場の専用線へ。もっと早く来ようと思っていたのですが、見事に寝坊。加えて西鉄の大牟田駅で自転車を借りたのですが、途中で道に迷って大幅遅延。
そのせいで、工場から鹿児島本線へと持っていく貨物列車を取り逃がしてしまいました。
なので、工場横の宮浦駅で貨車の入れ替えを撮影します。
手前に止まっている銀色のタンクを載せた貨車は工場の奥へと取り込まれるもの。銀色のタンクには濃硝酸が入っています。
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左側の黄色いタンクコンテナは液化塩素。銀色も黄色もどちらも劇物です。化学工場らしい姿です。
銀色のタンクコンテナの前に繋がれていた海上コンテナなどは、右手にチラリと写る45t電機で奥へとすでに運び込まれています。
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海上コンテナを運び込んだ所で、大きい方の機関車45t電機はお仕事終了。続いて小さい20t電機によって、銀色のタンクコンテナを載せた貨車が1両ずつ工場へと取り込まれていきます。
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化学工場の中でパンタグラフからスパークが飛んだりすると大変なことになるので、20t電機は貨車を改造したバッテリーカーから電力の供給を受けて走ります。
大正生まれの電気機関車が現役で活躍している事自体驚きなのに、それが変な蓄電池を使って走っているともなると異様な光景でしかありません。
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貨車を置いて戻って来ました。
ご覧のとおり空中には架線が張られておらず、機関車もパンタグラフを上げていません。
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後ろにつながった、黒い箱をたくさん積んだ平たい貨車が蓄電池車。車庫の前で水色のパンタグラフを上げて充電し、入れ替えはその際に貯めた電気で行うようです。
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のべ4両、こうやって向上に運び込んでいきます。
向上へはもちろん一般の人は立ち入りできません。以前は向上の横に道路があり、もっと奥の方まで列車を追いかけていけたようですが、現在は通行止めになっているとのこと。宮浦駅周辺のみで撮影できるようです。
写真をとったり動画をとったりして楽しんでから、自転車で大牟田駅へと戻ります。
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朝方、工場から西鉄新栄町駅近くの仮屋川操車場を経由し、大牟田へと運ばれた貨車。昼前に大牟田駅から福岡方面へと出発していきます。
ちなみにこの三井化学専用線はおおよそ5~6月の間は運休となるそうなので、撮りに行かれる方はご注意ください。
西鉄大牟田駅に自転車を返し、駅前からバスで大牟田のイオンモールへ。昼食もそうですが、モールのすぐ裏に「大牟田市石炭産業科学館」があるのでそこを訪れてみます。
そちらの話については、後日旅行記を書いた際に触れようと思います。この科学館もぜひ一度訪れてみてください。単行に関連する様々な歴史が勉強できて、非常に興味深い場所ですので。