JTBの『小さな時刻表』を買いました。
他にも『コンパス時刻表』とか『小型時刻表』とか、小さい時刻表にはいくつか種類がありますが、この『小さな時刻表』はちょっと他のものとは違います。
他の小さい時刻表は、全て版のサイズに合わせて内容が分割されたり圧縮されたりしています。そのため、大判時刻表で1ページに収まっている路線が2ページに分かれていたり。大判では着発時刻が書かれているのに、小さいものでは省略されていたり。
通常の大判時刻表に比べると、ちょっと使い勝手が悪くなってしまっているのが、小さい時刻表の欠点でした。
だからといって、大判を持ち歩くのは大変ですし、多少めくる回数が増えても仕方ないと思って、自分も旅行時は交通新聞社の『コンパス時刻表』を使っていました。
そんな中、後輩に教えてもらったのが『小さな時刻表』。
この時刻表の大きさはほぼ『コンパス時刻表』と同じですが、この中には大判時刻表がそのまま縮刷されているのです。文字はまさに米粒以下ですが、それ以外の使い勝手は大判そのまま。なるほど、大判時刻表に慣れた人にはうってつけのシロモノです。
これであの重い重い大判時刻表をカバンに入れて行動しなくて済むと思うと、身も心も軽くなってどこかへ出かけてしまいそうです。JTBもうまいものを出してくれたものです。
ただ実際に広げて思いましたが、本当に文字が小さい。老眼が始まった方にはとてもオススメできない、というのが正直な感想。
とはいえ、小さい文字を見るのがさほど苦痛ではない若者世代にとっては、待ち望んでいた時刻表です。これはありがたい限り。早速春の旅行で活用させてもらいましょう。
当面は、通常の大判である『JTB時刻表』の増刊扱いで、不定期刊行になるようです。数年後には廃刊になった『携帯時刻表』の後継として、定期刊行物になって欲しいものです。
出版社としても、大判でを縮小するだけという素晴らしいコストパフォーマンスでしょうしね。