あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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波乱の「キハ283乗り納め」旅 - 2日目【283系乗り納め】(2022年1月13日)

JR北海道公式サイトによれば午後の「おおぞら」は動くというので、あきらめの悪いあさかぜは丘珠空港にいる間に弾丸旅行のチケットを取っておきました。14:15発の「おおぞら7号」で、この旅行の最大の目標であるキハ283系乗り納めに出かけます。
本当はホテルに戻って望遠レンズを置いてきたかったのですが、時間的にギリギリなのでそのまま持って行くことにしました。

グダグダながらもなんとか快速「エアポート」は運行している様子。北海道の玄関口、新千歳空港を結ぶ最重要ルートなので、運転ができるようになれば真っ先に動き始める列車です。

 

発車10分前、特急「おおぞら7号」が入線してきました。ここまでしてキハ283系に乗りに行くのは、あさかぜにとって思い出の列車だからです。

2010年9月に人生で初めて北海道に上陸した際、南千歳から釧路まで最初に乗った特急がまさにキハ283系の特急「スーパーおおぞらでした。広い大地、たまにつながらなくなるケータイの電波、本州では見られない長い駅間距離、ぶつかるシカ…北海道の懐の深さを身を持って体験した列車であり車両です。
乗った回数はそんなに多くなかったとはいえ、そんな経験が背後にあると思い入れが芽生えてきます。

 

response.jp

 

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波乱の「キハ283乗り納め」旅 - 2日目【丘珠スポッティング】(2022年1月13日)

結局昨日のJR千歳線は終日運休ということになってしまいました。我ながら絶妙なタイミングでバスに乗ってこられたものです…
引き続きJR各線は朝から運転できない状況になっているようで、雪に強いはずのJR北海道でさえこの状況というのはやはり異常としか言いようがありません。

今日は3月のダイヤ改正で引退するキハ283系の乗り納めをしてくるつもりでしたが、この雪の影響を受けて朝一番の釧路ゆき「おおぞら1号」は運休。
やることがなくなってしまったので、明日行くつもりだった丘珠空港まで飛行機を眺めに行くことにします。

 

分厚く雪が積もった歩道をえっちらおっちら歩いてすすきの駅までたどり着き、今日も定刻通り運転している地下鉄でさっぽろ駅へ。
地下通路の「なか卯」でうどんをすすってからJR札幌駅コンコースに上がってくると、改札口の前には運転開始を待つ人だかりができていました。都市高速の通行止めは解除されたものの空港リムジンバスだけでは輸送力に限界がありますし、北海道初心者にとっては快速「エアポート」に比べたら難しい…のかもしれません。

構内放送によると苗穂に除雪車を収容すれば運転再開になるという話なので、もうしばらく経てばなんとかなりそうです。

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エアバス、ついにカタールの受注残を取り消す

しばらく前のブログ記事で触れた、ヨーロッパの航空機メーカー「エアバス Airbus」とカタールのエアライン「カタール航空 Qatar Airways」との間のいざこざ

 

mizuho-asakaze.hateblo.jp

 

2022年9月8日、エアバスカタール航空にまだ納入していない19機分のA350-1000のオーダーを取り消したと発表しました。以前から「取り消したらしい」と話は出ていましたが、正式な発表がされたのはこの時が初めてです。
19機の中にはすでに製造済みで受領を拒否されているものも含まれており、5機が最初のテストフライトを実施済み、1機は組立済みとなっているとか。

 

<今後増えることは見込めなくなったカタールA350-1000。ここまでこじれるとは予想していなかった…>

 

なお、Aviation Wire誌では今回も
カタール航空側がオーダーを取り消した」
という内容になっていますが、Business InsiderやSimple Flyingといった英語のニュースサイトを見ると、sky-budget誌が書いている
エアバス側が取り消した」
というのが正しいようです。

 

Aviation Wire誌ではA321neoのキャンセルでもカタール航空側の意思でキャンセルしたと取れる書き方がされており、「なぜ…?」という感じがありますが…

 

カタール航空としてはA321neoは導入したかった様子。ただエアバスとしてはA350のような「クレーム」を避けるための一大決心だった模様>


ともあれ、エアバスの言い分としては
カタール航空は今後エアバス製のワイドボディ機を買うつもりがないことが明らかだから」
だそうで、表面的には和解を模索していると言いつつも、実際は溝が深まる一方です。

 

確かに傍目から見れば
エアバスとは今後取引をしない」
「A350FはやめてB777XFを導入する」
などといったカタール航空のアクバルCEOのコメントを聞けば納得せざるを得ません。これがCEOお得意の「交渉術」だったとしてもです。

 

いずれにせよこの19機分のオーダー取り消しで、特にできあがっている6機については「買い手はいるけど受け取ってもらえない、ただ場所を取るだけの不良在庫」という状況から抜け出したことになります。
つまりA350を欲しがっている航空会社に売却できる、ということ。

 

<A350Fの導入も検討されていたが、塗装問題のこじれで結局ボーイングへと鞍替えすることに。B777XFは正式オーダーした模様>

 

A350に限らず、最新の機体は多くのエアラインが欲しがります。規模の拡大、サービスの向上、燃費効率の向上、イメージアップ…など理由や効果は様々です。
だがしかし、人気の機材は当然多くの注文を集めますから、注文しても手元に来るまで4~5年待ちというのはザラです。

 

例えば、日本航空JALA350の導入を正式に決定したのは2013年10月7日のこと。当時A350は2014年の運航開始に向けてテストフライトを行っていた時期でした。
国内線用となるA350-900のJAL向け初号機が日本に来たのは2019年6月14日、旅客を乗せて営業運航を開始したのは同年9月1日と、ほぼ6年にわたる導入プロジェクトとなりました。

 

新たに導入するエアラインなら、決定からデリバリーまでの待ち時間の間に仕様を決めたり、パイロットの操縦資格の取得と訓練、整備士の資格取得、客室乗務員の教育…などなどやることが目白押しです。

 

一方で、すでにその機材、今回で言えばA350シリーズの運用実績があるエアラインからしてみれば、「即戦力」として今すぐにでも欲しいわけです。4年も5年も待っていられない!

例えばルフトハンザドイツ航空のような勢いのあるエアラインにとって、カタール航空への販売分が浮いたのはラッキーです。組立済みの機体は塗装の変更や、場合によってはコクピットを含めた機内の改修が必要になるとはいえ、新規に製造されるのを待つよりははるかに早く第一線へと投入できますから。

 

メーカーのエアバスとしても、機体を受け取ってもらえなければカネにならないので不良在庫はさっさと一掃したいところ。
特に2022年に入ってからカタール航空の未受領分に加え、ウクライナ侵攻によるロシアへの経済制裁アエロフロート・ロシア航空向けのA350-900がデリバリーできずにダブついています。

 

旅客機は運航する航空会社に合わせた「セミオーダーメイド」のような部分もあるので、不良在庫をさばくにはカタログ価格ではなく多少の割引が必要です。
とはいえエアバスとしては不良在庫をなくせるし、航空会社としては欲しい機体が安く手に入るのですから、このタイミングを逃すわけにはいきませんA350のような売れ筋商品ならなおさらです。

 

カタール航空との契約を切った理由には、
A350を買う気が感じられない」
という表向きの理由とは別に、実はこんな打算が隠れているかもしれない、というお話でした。

 

<運航再開されたB737MAXだが、カタールが最大50機発注したMAX 10は未だに型式証明を得られるメドが立っていない。機種選択は吉と出るか凶と出るか…?>

 

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参考資料:

エアバスカタール航空発注のA350-1000型機を全てキャンセル A321neoに続き主力機の出荷を停止 - sky-budget

https://sky-budget.com/2022/09/09/airbus-cancel-watar-airways-a350s/

 

Airbus Removes Qatar Airways' Outstanding A350s From The Order Book - Simple Flying

https://simpleflying.com/qatar-airwasy-airbus-a350-order-canceled/

 

Airbus canceled all of Qatar's A350 airliner orders in a rare move as the battle over paint issues continues - Business Insider

https://www.businessinsider.com/airbus-canceled-remaining-19-a350s-that-qatar-had-on-order-2022-9

波乱の「キハ283乗り納め」旅 - 1日目(2022年1月12日)

10時半という中途半端な時間に、羽田空港の第1ターミナルにある「空港ラーメン 天鳳」で朝ご飯とも昼ご飯ともつかない食事をとっています。
ソースやきそばとは違う、中華醤油を使った上海やきそば。いつも行っている中華料理屋とは違う甘さが強めの味付けで、これはこれでおいしい。

旅行のスタート日なので本来はとっくにラウンジに入ってビールの1杯でも悠々とキメている頃合いですが、今日はにっちもさっちもいかなくなってしまいました

 

www.shokuno-inaho.co.jp

 

 

第1ターミナルの展望デッキからは寒い冬の日らしく富士山がくっきりと見えています。

一方これから向かう北海道は大雪…
すでに昨日の時点で、今日乗るつもりでいた路線は夕方頃まで全列車の運休が発表されています。日本航空からも朝起きるなり「午前中は飛べるかわからないから搭乗手続きを中断している」という内容のメールが送られてきて、雲行きは最悪。実際、羽田9:30発の便までは欠航しています。

チェックイン機のそばで「11時過ぎになれば飛ぶかどうかわかると思います」と教えていただいたので、それまでスポッティングでもして暇を潰すことにします。

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Pixel 7予約も、届くのは1ヶ月後…

Google謹製の最新スマートフォン「Pixel 7」シリーズが2022年10月6日、正式に予約が開始されました。5月の発表から半年近く、待ちに待った正式発表です。

 

7月末に発売されたPixel 6aと同様に今回も下取りキャンペーンが開催されています。さらに予約特典としてGoogleストアクレジットでも還元されることとなっていて、還元額はPixel 7で21,000円Pixel 7 Proで35,000円と、用途は多少限られるとはいえ実質的な値引き。


最新機種にもかかわらず、びっくりするほどの大盤振る舞いです。

 

 

store.google.com

 

あさかぜは予約開始のギリギリまで無印のPixel 7にするか、上位モデルのPixel 7 Proにするか悩んでいました。無印でもそれなりに大きいのに、Proの6.7インチという画面サイズと200gを優に超える重量は、スマートフォンとしてはかなりの巨体です。


注目のカメラは無印の2つ(標準+広角)に加え、Proは光学5倍ズームを備えた3眼、しかもマクロ撮影にも対応。そう言われてしまうとProの方が気になってきてしまいます。大きい画面ならYouTubeなどもより見やすくなりますしね。

 

気になる価格は予想サイトの情報を裏切って値上げとなってしまいました。
標準モデルのPixel 7は82,500円Pixel 7 Proは124,300円(いずれも128GBモデル)とPixel 6シリーズに比べてどちらも7,700円の値上げ。チップも最新型になりましたし、現状の異様な為替レートを考えると仕方がない部分はあります。


とはいえやはりお高い。特にProの10万越えというのは高い壁です…


だがしかし、下取りキャンペーンを入力してみてびっくりです。2020年10月に購入したPixel 4a 5Gは31,600円で下取りをしてくれるというではありませんか!

 

<Pixel同士の乗り換えとはいえ、2年間使い倒したケータイが3万円以上の下取りというのは驚き>

 

だったらPixel 7 Proにしちゃおう!

 

ということで、予約が始まったばかりの10月7日未明にProの128GBモデルを予約購入本体の124,300円に、公式のクリアケース(2,899円)と画面保護シート(2,899円)を加えて130,098円という見積もりに。


当初の配送予定日は10月13~14日とされており、発売当日に手に入りそうな雰囲気でした

 

<予約開始早々に予約すれば発売当日に手に入ることになるPixel 7 Pro。なぜか保護フィルムだけは早々に発送された>

 

ところがとっくに予約を終えた7日の14時過ぎになって、GoogleからPixelユーザー向けのプロモーションコードが送られてきたではありませんか。
しかも本体から10%が値引きされるという、かなりデカいプロモーションです。

 

1,000円引き程度なら諦めがつきますが、12万円する品物の10%はバカになりません。というか、その割引分で容量が倍の256GBモデルに手を出せるじゃん!


カメラの画素数も大幅に上がっていることですし、最近はゲームアプリも容量を食うものが増えているので、本体容量は大きいに越したことはありませんmicroSDカードに対応しないPixelならなおさらです。

 

<Pixelユーザー向けに送られてきた10%OFFのコード。ユーザーの囲い込み?>

 

てなわけで、悩むことなく最初の注文分はキャンセルして改めて256GBモデルを注文し直しました。短時間で同じサイトから大きな額の注文が入ったためかJALカードでの決済が拒否されるというハプニングはあったものの、別のクレジットカードで無事購入完了


Pixel 7 Pro(256GB):¥139,700-

プロモーションコード:▲¥13,970-
下取り(Pixel 4a 5G):▲¥31,600- ※コンディションにより変動の可能性あり
Googleストアクレジット:▲¥35,000-

実質支払額:¥59,130-

(ここにケースとフィルムの計¥5,798-が加算)


最新機種がまさかの半額以下ということになりました。すごい…

とワクワクしながら購入確定画面を眺めていたのですが、配送日に目を疑ってしまいました

 

11月05-11月14にお届け

 

1ヶ月もおあずけ!?


なお保護フィルムだけはもう届いているので(不在票が入っていたので現物は見ていませんが)11月初旬まで温めながら眠ることにします

 

<無情な「11月」の文字…ガジェット好きとしては発売早々に欲しかったが…>

 

1ヶ月か…

 

なおPixel 4a 5Gの時も当初の予定日より早まって届いたような記憶がおぼろげながらあるので、もしかしたらPixel 7 Proも早まってくれるかもしれません。淡い期待を抱いておくことにしましょう。

2022年1月7日 【羽田空港】

PK-GIJ / Penerbangan Garuda Indonesia / Boeing 777-300ER

新年の「スポッティング初め」は成田空港で、というのがあさかぜの中で定石になっていましたが、昨日は積もるほどの雪が降って家の前の道路が凍り付いてしまいました…
スタッドレスタイヤを履いていない我が家のクルマで出歩くのは危険すぎるので、今日は大人しく電車で羽田空港へ。

第3ターミナルにガルーダインドネシア航空の「Wear Masks(マスクをつけよう)」のラッピング機がいたのですが、凍結のため展望デッキは閉鎖中…
屋内のホールから撮影したため、ほとんど機首のマスクがわからない残念写真になってしまいました。

なお経営の厳しい状況が続いていたガルーダインドネシア航空は、つい先日の2021年12月16日に債務超過が発表されました。再生できるのか、それとも破綻して別会社に引き継がれるのか、この頃いろんな意味で良くない話を耳にする航空会社なのでどうなることやら…

 

JA878A / All Nippon Airways / Boeing 787-8 Dreamliner

第3ターミナルからの連絡バスに乗ったのですが、首都高がほとんど通行止めになっているため一般道はターミナル間連絡道路まで含めた壮絶な渋滞…!第1ターミナルに移動してくるだけで30分以上もかかりました。
これ以上バスで移動するのはヤバそうなので、地下連絡通路を歩いて第2ターミナルの展望デッキへ。やはり昨晩の雪の影響で屋外展望デッキは閉鎖中で、中央部分からガラス越しに撮影します。そのため背後の写り込みがあるのはご容赦を…

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冬の北陸ヨンイチサンづくし - 3日目【後編】(2021年12月22日)

南小谷から南側はJR東日本のエリア。ここからは電化されており、特急「あずさ」の一部が新宿から南小谷まで直通してきます。
今から乗る普通列車は昨日乗ったE127系の親戚、E127系100番代。顔つきだけは東北地方などで運用されている701系に似ています。

ホームも跨線橋もあちこちで雪が踏まれて凍っているので、いくら滑り止めがついているとはいえ革靴では気を遣います。大人しく車内で待っていることにしましょう。

 

通勤・通学需要と観光需要を両立するためか、車内は片側だけボックスシートが並ぶ変則的な構成ボックス席に座るとロングシートに座った人から視線を感じたりするのであまり好きな配置ではないのですが、両方の目的をバランス良く取り込むためだと仕方がありません…

松本に向かって右側がボックス席になっているのは、北アルプスの景色をよく見せるためでしょうか。2011年に「リゾートビューふるさと」の車内放送で線路の西側は架線柱も置かずに景色をよく見えるようにしている、なんて案内があったのを覚えています。

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