あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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2020年1月21日 【成田空港】

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JA871J / Japan Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner

2020年最初のスポッティングはやっぱり成田空港からスタートです。今日は抜けるような青空で気持ちがいい!
といっても寒いんですけどね。

 

 

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HB-JMC / Swiss International Air Lines / Airbus A340-300

スイス・インターナショナルがA340で成田に来るのも今月末まで。A340で来るのが当たり前だったのであまり実感が湧きません。

双発機の性能が30年の間に飛躍的に向上し、短距離だろうと長距離だろうとエンジン2つで飛ぶのが当たり前になりました。長距離では4発機の方が安全上有利、というエアバスの思想はその当時では間違っていませんでしたが、時代の移り変わりはエアバスの想像以上でした。

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2019年12月25日 【成田空港】

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JA822J / ZIPAIR Tokyo / Boeing 787-8 Dreamliner

忙しい、というワードを免罪符にしてすっかり成田空港とご無沙汰でした。
この日は寝坊して完全に午後になった上に天気もいまひとつなので、これもまた久しぶりとなる航空科学博物館の展望デッキから撮影です。

10月末にアモイでの改装工事を終えた「ジップエア」の初号機が習熟飛行から帰ってきました。レジ番からわかるとおり、元々日本航空で活躍していたB787の2号機です。ジップエアはJALが中・長距離国際線のLCCとして新たに立ち上げた航空会社で、2020年5月よりバンコク線を皮切りに運航を開始する予定です。
将来的にはアメリカのサンフランシスコのような西海岸の都市への就航をもくろんでおり、バンコクとソウルはまずその足馴らしというわけです。

LCCにありがちな派手な塗装ではなく、窓に入る一直線の「チートライン」はむしろ昭和に戻ったかのようなデザインです。先週18日には機内の様子も公開され、外見に違わずシックな内装になっています。

ZIPAIR、787の機内お披露目 上級席はフルフラット、全席モニターなしで軽量化 - Aviation Wire
https://www.aviationwire.jp/archives/192168

 

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B-2574 / YTO Cargo Airlines / Boeing 737-300SF

すっかりおなじみになったYTOエアカーゴが出発します。
元々は週3便で運航していた貨物チャーター便でしたが、7月から週5便へと強化されて今に至ります。チャーターとは言うものの定期チャーター便ということで来ることはほぼ確実。

日本の航空会社はどこも導入しなかったB737-300という貴重品ですが、増便前はB757の貨物型で来ていたそうで、そちらも見てみたいものです。

 

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新しいiPhoneはむしろ過去へのしがみつき

日本のスマートフォン市場では圧倒的なシェアを誇るApple社のiPhoneシリーズ。有象無象のAndoroid製品群を押しのけて、2020年8月現在での市場シェアは57%といわれています。確かに職場に転がっている同僚のスマホiPhoneが多いですし、ほとんどの人は「もうずっとiPhoneだから、今さらAndroidには変えられないよ」と言います。

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<2年ばかり使ったiPhone 6s Plus。当時の国産メーカーのAndroid端末よりはるかに洗練されていた>

一方、自分は2010年頃からほぼ一貫してAndroidユーザーなので、その環境に慣れきっています。2年弱ほどiPhone 6s Plusを使ってみましたが、Androidの自由の世界と比べると大幅に制限がかけられているように感じられて仕方ありませんでした。限られているからこそ、できるできないがはっきりして使い方がわかりやすい、ということでもあるのでしょうけどね。

さてそのiPhoneですが、10月13日深夜から翌日未明にかけて恒例のニューモデルが発表されました。今回のナンバリングは12。もう「○s」とかのマイナーチェンジはやめたのですかね。

そもそも、従来モデルとの見た目の違いがよくわかりませんAndroidで流行中の全画面になったわけでもなく、上部の大きなノッチ(切り欠き)はそのままAndroidなら通知領域の狭さに苦情が上がるところですが、iOSなら通知が残らないから問題ないのでしょう。

毎度不明瞭だなと思うのはSoCです。いつも具体的に発表されるのはストレージ容量だけで、今回搭載される「A14 Bionic」というチップセットはコア数も、動作周波数も、メモリ容量も隠されたまま

「うちのユーザーはハードのスペックに興味も知識も無いからいらないの」

という考えなのでしょうか。

未だ健在のLightning端子も気になります。だいぶ前のOSアップデートでAppleの承認したケーブルでなければ使えない”という素敵な機能がつき、一部の純正ケーブルまで使えなくなった事象が続いていますが、いつまでこの独自規格にこだわり続けるのでしょう。MacBookはまだしも、iPadまでUSB Type-Cになったというのに。同社製品の中で統一が図られないのはなぜ?

生体認証が顔認証の「iFace」しかないのも時勢を反映していません
全世界でマスクの着用が叫ばれる中、ロックの解除でもApple IDの認証でも、マスクを下げたり外したりという余計な作業が発生するのはスマートではありませんよね。現在では画面上での指紋認証の技術があるわけですし、Android端末のように顔と指紋を併用することもできるんじゃないかと思わざるを得ません。

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<P20(左)、Reno A(右)共に指紋認証、顔認証の両方を備える。状況に応じて使い分けられて便利>

「使用するプラスチックの削減」の名の下に充電器とイヤホンが省略されたのもよくわかりません
まぁ百歩譲って充電器が世の中にあふれかえっているから、という主張は受け入れるにしても、Lightning端子をイヤホンジャックへ変換するアダプターもつかなければ充電ケーブルに至ってはLightningとUSB Type-Cの組み合わせだとか。大出力の充電器はType-Cになりつつあるとはいえ世の中の充電器の大半はまだType-Aのままですし、パソコンとのやりとりにはType-Aがほぼ必須の世の中で何を考えているのか疑問を隠せません

今回のiPhone12の流れを見て思ったのは、このところのAppleは自分たちの崇高な理想を目指すあまり、ユーザーにとっての使いやすさ、わかりやすさを見失ってしまったということ。
やたらとあるラインアップも含め、Apple製品らしいデザインの良さ、使いやすさ、シンプルなわかりやすさはどこへ行ってしまったのでしょう。初めてiPhoneを使ったときの感動を思い返すと、今のやり方には正直がっかりしてしまいました。

まぁ、あさかぜのような偏屈なユーザーが1人2人減ったところで、Apple製品のファンである人たちが支え続ける限りは方向性が変わることはないんでしょうけどね。

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<一昔前のAppleの思想に近いのはむしろGoogle Pixelシリーズのように思えてならない>

2019年12月18日【名寄→深名線バス→東京】

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_DSC1850 posted by (C)あさかぜみずほ

翌朝。真冬の時期は-30℃まで下がることもある名寄市ですが、今朝の気温はなんとプラス0.5℃。風もほとんどなく温かいぐらいです。およそ北海道内陸の冬らしくない…

 

混雑を考えて早めにホテルをチェックアウトしてきましたが、どうもその心配は必要なかったようです。

 

 

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_DSC1862 posted by (C)あさかぜみずほ

昨晩は暗くてちゃんと見ることのできなかったJRの名寄駅舎。現在の駅舎は1927年に建設された歴史のある建物です。今でこそ宗谷本線の列車しか発着しない駅になっていますが、1989年までは遠軽石北本線)までの名寄本線が、1995年までは深川(函館本線)までの深名線が発着するターミナル駅でした。

 

駅前のバスターミナルからは札幌への高速バスが1日5往復運行されています。北海道中央バス旭川拠点の道北バスの共同運行で、片道の所要時間は3時間半。

 

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2019年12月17日【札幌→稚内(宗谷岬)→名寄】

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IMG_20191217_063510 posted by (C)あさかぜみずほ

北海道は日が昇るのが早いとはいえ、冬の朝6時半ではまだほんのり空が白んでくる程度です。雪もなければほとんど凍ってもいない歩道をすすきの駅へ歩きます。

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IMG_20191217_071231 posted by (C)あさかぜみずほ

地下鉄のさっぽろからJRの駅まで歩く通路のそばにある「なか卯」でうどんでも食べようと思っていたら、まだ開店前でした…セイコーマートに立ち寄ってから駅のホームへ上がって、ホーム上の立ち食いそば屋で朝ご飯とします。

駅弁の販売も行う「弁菜亭」が営業している立ち食いそば屋。朝7時から営業しています。

いくら暖冬とはいえ、息を吐けば白くなるぐらいには寒い札幌の朝。これといって特筆することのないシンプルなそばが胃腸を優しく温めてくれます。

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2019年12月16日【東京→夕張→札幌】

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IMG_20191216_104604 posted by (C)あさかぜみずほ

JGC修行を終えてから3ヶ月ぐらい飛行機とはご無沙汰でした。余っている有給休暇を消化するために北海道にでも飛びましょうか。

移動手段はもちろん日本航空LCCよりは高いですが、夏や2月初旬を外せば札幌への航空券はそこまで高額ではありません。定刻で飛ぶし、ラウンジにも入れるし、LCC利用とは違う「旅の余裕」がそこにあります。

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_DSC1423 posted by (C)あさかぜみずほ

JA04XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900

JALがまずは国内線に導入を進めているA350-900。残念ながら未だに搭乗機会には恵まれませんが…

4号機は「6代目嵐JET」こと「29th ARASHI THANKS JET」の特別塗装機となっています。初代の嵐JETが就航したときは羽田の展望デッキがあふれかえっていましたね…この6代目の人気はいかほどなのでしょう。

嵐JETの登場で、JALA350は1~4号機まで全て何らかのスペシャルマーキングとなりました。

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エアアジア・ジャパン 事業終了へ

「2020年10月1日から夏ダイヤ最終日の24日まで全便を運休する」

エアアジア・ジャパン、10月は全路線全便運休 先行き不透明 - Aviation Wire

突如9月16日にそう発表して物議を醸したエアアジア・ジャパン。就航の遅れで運航路線・便数ともに少なく、元から国内では最も小さなLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)であるだけにいよいよ撤退かというウワサが流れ始めていました。

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<マレーシアを拠点とする本家エアアジア。日本以外にもインドネシアやタイなどに子会社を持つ>

そもそも中国発端のCOVID-19のせいで親会社のエアアジア自体が致命的なまでのダメージを受けており、本国マレーシアでの事業継続にいっぱいいっぱいで周辺国の会社を支えられる状況ではないようです。9月7日にはエアアジアCEOのトニー・フェルナンデスが「日本事業(エアアジア・ジャパン)は検討の必要がある。現金があれば継続する」と撤退をほのめかす会見をしていました。

エアアジアグループ、日本事業見直しへ ロイター通信報道 - Traicy

”撤退されたくないならカネを出せ”と言外に含ませていたようにも感じ取れる内容ですが、主要株主である楽天を含めて資金提供はなかったのでしょう。ついに9月30日になって「事業撤退を検討」と報じられます

エアアジア・ジャパン2度目の撤退へ 9月4連休が最後 - Aviation Wire

今のところエアアジアグループから正式な発表は出ていませんが、SNSには「10月5日(月)に正式発表」などという書き込みもあり、週明けの動向に注目です。

…今さら覆されることもないとは思いますけどね。

COVID-19の中なんとか持ちこたえてきた日本の航空会社でしたが、ついに悪い意味で世界の潮流に飲まれるところが出てきてしまいました

これでエアアジアが日本市場から手を引くのは2度目になります。
最初にエアアジアが日本に参入したのは2011年のこと。この時は全日本空輸ANA)と手を組んで乗り込んできましたANAが関わった日本初のLCCピーチ・アビエーション(APJ)」はまだ設立されたばかりで、拠点は関西空港になる予定でした。
ライバルの日本航空JAL)はオーストラリアの大手LCCジェットスター」と手を組んでジェットスター・ジャパン」を設立、成田で運航を始める算段を整えていました。
「このままでは首都圏のLCCの座をJALへと明け渡すことになってしまう」と焦ったANAがパートナーとして見つけてきたのが、アジア最大のLCCへと成長していたエアアジアでした。
エアアジアとしても進出を考えていた日本市場への足がかりとなるため、一刻も早く成田に就航させたいANAと利害が一致、エアアジア・ジャパン」として2012年8月に成田をベースに就航します。

しかし「事業展開にはスピードが命!」というスタンスのエアアジアと、「当局と連携を取って、うまく日本になじむやり方を」という慎重派のANAの風土が合うはずもなく、早くも2013年の夏ダイヤ最終日をもってエアアジアANAとの共同事業をやめて、飛行機ごとさっさと引き上げてしまいました。
JJPを前に引き下がれないANAは「バニラ・エア(VNL)」とブランドを改め、2019年10月末にAPJへ統合されるまで成田ベースのLCCとして運行を引き継ぎました

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<仲違いの結果生まれたバニラ・エア。設立理由はどうあれ、リゾートLCCという新たな方向性を生み出した立役者でもある>

一方、仲違いして引き上げてきたエアアジアとしても、開拓の余地がある日本市場をみすみす放り出すのは惜しい。保守的な既存エアラインと手を組んだことが敗因と考えたエアアジアは、今度はどこの航空会社とも関わらず、IT大手の楽天と手を組んで2014年に2代目の「エアアジア・ジャパン」を設立しました。
本拠地も他のLCCとかぶらない愛知の中部国際空港セントレアに定めます。
エアアジア楽天という知名度マーケティング力を武器に日本のLCC市場、さらには航空市場へと殴り込みをかけていく…

はずでした。

過去の事故などの経験から、日本の航空行政はとても厳しい。慎重に慎重を重ねるやり方は世界の潮流から後れを取っている要因ですが、一方で厳しいチェックによって重大な事故を起こさないようにしているのも事実です。一概に批判はできません。
しかもどこかの航空会社の後ろ盾があって整備や運航管理のノウハウが期待できるならまだしも、新しいエアアジア・ジャパンは完全な独立系自ずとチェックは厳しくなります。
どんなにトニー・フェルナンデスが航空局の仕事が遅いと文句を言ったところで、お役所がウンと言わなければ旅客を乗せて飛ぶことはできないのです。

ようやく就航にこぎ着けたのは2017年10月のこと。「運航開始は未定」とされていた時期もあり、飛ばないまま消えてしまうのではと心配していたぐらいです。
さらに手間取っている間にライバルの1つであるJJPはセントレア発着の路線を拡充し、さらに夜間の駐機・整備も可能にする拠点化を2018年3月に整えました。実績のあるJJPの攻勢に押され、「2020年度に8機体制として、以後は年間5機のペースで増やしていく」と豪語していた勢いはどこへやら、2019年3月にようやく3号機を受け取ってから停滞してしまいます。

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<ハイペースで路線拡大を進めていたジェットスター・ジャパン。成田・関西・中部に拠点を持つ日本最大規模のLCC

そして2020年、例のCOVID-19の世界的流行で利用者は壊滅的なまでに減少。他社がわずかずつでも便数を戻して移動需要を取り込む中、エアアジア・ジャパンは回復軌道に乗ることができませんでした9月の運航路線は中部~札幌(新千歳)のみ、運航日は12・13・19~22日のたった6日間とおよそ定期路線を持つエアラインとは思えないほどです。使われた機体も3号機だけ、4連休が終わるとまた全便運休となっているので、このまま人を乗せて空を飛ぶ姿を見ることはなく終わってしまいそうです。

セントレアならいつでも行ける」
「就航したばかりだし慌てて撮ることはない」
と余裕をぶっこいていた結果、あさかぜはエアアジア・ジャパンの写真をほとんど撮っていません。「日常記録は大切」などと言っておきながらこのザマです。趣味人として反省せねばなりません


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<手元に唯一あるエアアジア・ジャパンの写真。一番奥に1号機が写っている>

いずれにせよ来週にあるかもしれない正式な発表を待たねばなりませんが、今後連鎖的に運航を取りやめる航空会社が出てこないことを願うばかりです。日本経済に与えるダメージも大きなものとなっていきますし。
まさかこんな形で幕を下ろすことになろうとは、去年の今頃は全く想像もしていませんでした。1つの疫病が世界中のありとあらゆることに影響を与えるなんて…

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<元から調子はよくはなかった中・長距離部門のエアアジアXは、ウイルスの影響でさらなる窮地に追い込まれている>